[ガザ/カイロ 6日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所からの退避が6日に再開され、数十人の外国籍保有者と負傷者がエジプト側に退避した。複数のエジプト治安筋が明らかにした。
ガザ当局は先に、エジプト国籍保有者のほか、エジプト入国許可者のリストに既に掲載されている外国人の検問所通過が再開されると発表していた。
ラファ検問所を通した負傷者や外国籍保有者らの退避は先週始まったが、ガザ保健当局は3日、ガザ市内の病院から出発する救急車の車列がイスラエル軍の攻撃を受けたと発表。エジプト当局によると、これを受け人道活動は4日に停止されていた。
国連のデータによると、ガザに支援物資を運ぶトラックの通過も5日は25台となり、2日時点の102台から減少していた。
エジプト治安筋によれば、6日の退避再開を受け、夕方までに二重国籍者約80人と負傷者17人が退避し、支援物資を積んだトラック48台がガザに入った。
エジプトは避難に利用される救急車の安全を確保するため赤十字国際委員会(ICRC)による護衛などを求めていたという。
ICRCは6日、ガザ市のシファ病院から患者を乗せた救急車4台の車列をラファの境界まで護衛したと明らかにした。