[フランクフルト 5日 ロイター] - 独保険大手アリアンツは5日、米ファンド部門閉鎖に向けたリストラに約1億4000万ユーロ(1億4311万ドル)を投じると表明した。
同時に発表した第2・四半期決算は23%の減益となった。
同社は5月、米ファンド部門アリアンツ・グローバル・インベスターズの「ストラクチャード・アルファ・ファンド」巨額損失問題で、米国の司法省と証券取引委員会(SEC)に総額60億ドル超を支払うことで和解。同部門の閉鎖に同意した。
第2・四半期の株主帰属純利益は17億0600万ユーロ。市場予想は18億4600万ユーロ、前年同期は22億2500万ユーロだった。リストラ費と市場の変動が響いた。
通期の営業利益目標(124億─144億ユーロ)は据え置いた。
第2・四半期は、市場の変動を受けて2億8200万ユーロの減損費用を計上。生保・医療保険部門の営業利益も12%減少した。