引き続きこう着感の強い相場展開が続きそうである。
週末にはメジャーSQを控えていることから、先物市場でもロールオーバー中心の売買になりやすく、仕掛け的な動きも限られる。
そのため、個別材料株での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうである。
足元でリバウンド基調が強まってきている任天堂 (T:7974)については、引き続きリバウンドを意識したスタンスになろう。
また、活況が続く中小型株については、昨日は午後に入り利益確定に押される銘柄がやや目立つ格好だった。
個人主体の資金のため逃げ足もいが、足元の上昇に対する利益確定の範囲であろう。
海外投資家も中小型に関心が向かっているとの報道もあり、押し目買いの動きが強まるようだと、マザーズ、JASDAQ銘柄にはより勢いがつきそうだ。
個別では証券による格上げが観測されているキリンHD (T:2503)、セブン&アイ (T:3382)、パラマウントベッド (T:7817)のほか、目標株価引き上げが観されているキッセイ薬品 (T:4547)、神戸製鋼 (T:5406)、ダイフク (T:6383)などに資金が向かいやすいだろう。