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東京外為市場・正午=ドル95円後半、95円半ばのテクニカル・サポート意識

発行済 2009-06-18 12:40
EUR/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   95.73/77  1.3957/62  133.62/69

午前9時現在 95.93/98  1.3967/71  134.04/08

NY17時現在 95.65/71  1.3940/46  133.46/56

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 [東京 18日 ロイター] 正午現在のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点

とほぼ変わらずの95円後半で推移している。海外でのドル売りが一巡したほか

95.50円付近のテクニカル・サポートも意識され、ドルは95円後半で底堅い推移に

なった。しかし、日経平均<.N225>が軟調で上値も限られ、方向感の乏しいレンジ取引と

なった。

 5月の米消費者物価指数(CPI)は前月比プラス0.1%と、ガソリン価格の上昇に

も関わらず事前予想(プラス0.3%)より小幅な伸びとなった。これを受けて米国の早

期利上げ期待が後退し金利面からドルを圧迫したことに加え、「(商品価格の指標である)

米原油先物の反発がユーロ買いにつながった」(国内金融機関)ことからドルが

売られ、対円を含めて全面安となった。

 市場では、前週までのドル売りと前日海外市場でのドル売りは、ロジックが異なるとの

見方が出ている。前週までのドル売りはリスク選好によるもので「金融緩和による潤沢な

資金をリスク資産に振り向けたことによるもの」(国内金融機関)。しかし、前日海外市

場でのドル売りは5月米CPIが背景で「利上げ観測の後退でドル・ブルが巻き戻された。

先の米雇用統計を受けたドル買いの逆で、米国を出発点とした景気に対するベアムード

を反映したドル売りだ」(ドイツ証券シニア為替ストラテジスト、深谷幸司氏)という。

 しかし、ドル/円には95.50円付近に強いテクニカル・サポートがあり、海外での

下げ局面でも95.51円で跳ね返されて下値の堅さを確認。アジア時間に入ると逆に上

値を試す動きも出た。原油高を受けて海外時間から買い戻し地合いにあったユーロ/円が

午前9時頃にかけて134.14円まで上昇したためで、円売りが波及してドル/円も

96.00円ちょうどまで上昇した。

 しかし日経平均<.N225>が軟調だったことでユーロ/円、ドル/円とも伸び悩み、その

後はレンジ取引に終始した。原油先物が一時伸び悩み、それまでの71.30ドル付近か

ら急速に71.10ドル付近に水準を切り下げた局面ではユーロ/円も133.33円ま

で売られきょうの安値をつけたが、グローベックス市場の米国株先物がしっかりしていた

こともあって間もなく反発。「外部環境が示唆する方向感がまちまちで、トレンドが定ま

らない」(みずほ証券金融市場グループ外債トレーディング部ナメージャー、鈴木健吾氏)

ことがトレンドにらみの短期筋の売り買いを交錯させ、結果的にレンジ取引になったと

いう。

 

 <三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>の増資>

 三井住友FGの大型増資の払い込み日は22日。このための円買いをスポット取引で行

うとすると、きょう18日にまでに実施されることになる。市場では「海外時間に入って

からになるかもしれないが、増資に応じるための海外勢の円買いが出る可能性がある」

(ソシエテジェネラル銀行外国為替本部長、斎藤裕司氏)との声が聞かれた。ただ、海外

勢の投資の一部はヘッジ付きになるとの見方が多く「円買いを相殺するヘッジの円売りが

いずれ出てくるとみられ、円の押し上げ効果は長続きはしない」(邦銀)との声もある。

 三井住友FGの今回の増資総額は約9230億円。金融機関の公募増資としては、

2006年に同社が行った約6000億円の公募増資を超えて過去最大となる。この約半

分を海外で募集する。手数料を差し引いた1株の発行価額は3766円で、払い込み金額

は8850億円となる。

現在のレートは、時系列のレートはをご覧下さい。

(ロイター日本語ニュース 松平陽子)

※( ロイターメッセージング:yoko.matsudaira.reuters.com@reuters.net 

E-mail:yoko.matsudaira@thomsonreuters.com; 03-6441-1795)

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