こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
10/22付の「DailyOutlook」では、業績下振れ懸念について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『今週から7-9月期決算発表が本格化する。
主要企業では、23日に日電産(6594)、24日に花王(4452)、25日にキヤノン(7751)、26日に信越化(4063)、日立(6501)などが予定されている。
今回の決算では、半導体需要や中国経済の減速を背景とした業績下振れが懸念されている』と伝えています。
続けて、今月10日に発表された安川電(6506)の19/2期3-8月期決算内容は芳しくなかったことを挙げ、『営業利益実績は305億円(決算期変更により前期比較できず)と、会社計画333億円、QUICKコンセンサス332億円に届かず。
通期の営業利益計画は655億円から590億円へ下方修正された。
会社側は業績が振るわない理由として、半導体需要の減速に伴う半導体メーカーの設備投資意欲の後退や中国市場の弱含みを挙げている。
上記の懸念が現実となった』と分析しています。
さらに、『しかし、決算発表を受けた安川電の株価は、さほどネガティブに反応していない。
11日こそ下落したが、12日以降の株価は11日を上回っている(終値ベース)。
株価が大きく下落しないところをみると、上記懸念は相当程度、市場で織り込まれているとみられよう。
今週から本格化する決算発表の内容が市場コンセンサスを多少下回ったとしても、過度に悲観視する必要はないだろう。
むしろ、市場コンセンサスと同程度となれば、株価は意外にもポジティブに反応するかもしれない』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。
詳しくは10/22付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜