25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:需給状況は一段と悪化
■前場の注目材料:シャープ、2Q営業利益上方修正、体質改善が着実に進む
■三菱電、点造形技術、金属3Dプリンター、20年めど製品化
■需給状況は一段と悪化
25日の日本株市場は波乱含みの相場展開になりそうだ。
24日の米国市場はNYダウが600ドルを超す大幅下落となった。
ハイテク株が大きく下げており、ナスダックは300Ptを超える下落となっている。
米長期金利上昇による影響や世界経済減速への懸念が根強いほか、イタリア予算案や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る対立も投資家心理を悪化させた。
この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比625円安の21405円と大きく下げている。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップダウンでのスタートとなるが、中国市場の動向も気掛かりとなる中で自律反発狙いの資金流入は期待しづらく、インデックスに絡んだ商いに下げ幅を広げる局面も警戒される。
直近の安値もち合いであった22000-23000円処を明確に下放れる格好となるため、需給状況は一段と悪化することになろう。
まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろうが、テクニカル面では7月の安値水準を下回ってくるようだと、3月に付けた年初来安値が射程に入ってくる。
また、決算シーズンで機関投資家は積極的に参加しづらいほか、米中間選挙が通過するまではポジションを傾ける動きはなく、極力ポジションを圧縮し、キャッシュポジションを高める傾向にあるとみられる。
個人主体の中小型株についても、依然として需給悪化が警戒されている。
空売り比率が高水準と伝えられているが、売り方優位の需給状況の中では少なくとも価格帯別出来高が積み上がっている22500-22800円処を突破してくるまではショートカバーが強まる展開は考えづらいところ。
反対に戻りの鈍さが意識される局面においては新たなショートポジションが積み上がると考えられ、7月安値水準での底堅さをみせたいところであろう。
■シャープ、2Q営業利益上方修正、体質改善が着実に進む
シャープ (T:6753)は24日、第2四半期(4-9月)決算予想の修正を発表。
売上高は従来の1兆3000億円から1兆1250億円に下方修正し、営業利益については460億円から465億円に上方修正している。
慎重にみていたコンセンサス(375億円程度)を上回る見込み。
中国での液晶テレビの販売を抑制する等、「量から質へ」の体質改善に取り組んでいるほか、台風による物流への影響等があったことから、売上高については、期初の業績予想を下回る見込み。
一方、利益については、体質改善が着実に進んでいる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(22091.18、+80.40)
・米原油先物は上昇(66.82、+0.39)
・米長期金利は低下
・補正予算への期待
・日銀のETF購入
・好調な企業業績
・シャープ (T:6753)戦略転換、AIスピーカー開発中断
・アマダHD (T:6113)欧でIoTサービス、板金工場向け、来春投入
・三菱電 (T:6503)点造形技術、金属3Dプリンター、20年めど製品化
・銀行・信託・証券、共同店舗に みずほ (T:8411)、全拠点 32年度まで
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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■株式見通し:需給状況は一段と悪化
■前場の注目材料:シャープ、2Q営業利益上方修正、体質改善が着実に進む
■三菱電、点造形技術、金属3Dプリンター、20年めど製品化
■需給状況は一段と悪化
25日の日本株市場は波乱含みの相場展開になりそうだ。
24日の米国市場はNYダウが600ドルを超す大幅下落となった。
ハイテク株が大きく下げており、ナスダックは300Ptを超える下落となっている。
米長期金利上昇による影響や世界経済減速への懸念が根強いほか、イタリア予算案や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る対立も投資家心理を悪化させた。
この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は、大阪比625円安の21405円と大きく下げている。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップダウンでのスタートとなるが、中国市場の動向も気掛かりとなる中で自律反発狙いの資金流入は期待しづらく、インデックスに絡んだ商いに下げ幅を広げる局面も警戒される。
直近の安値もち合いであった22000-23000円処を明確に下放れる格好となるため、需給状況は一段と悪化することになろう。
まずは売り一巡後の底堅さを見極めることになろうが、テクニカル面では7月の安値水準を下回ってくるようだと、3月に付けた年初来安値が射程に入ってくる。
また、決算シーズンで機関投資家は積極的に参加しづらいほか、米中間選挙が通過するまではポジションを傾ける動きはなく、極力ポジションを圧縮し、キャッシュポジションを高める傾向にあるとみられる。
個人主体の中小型株についても、依然として需給悪化が警戒されている。
空売り比率が高水準と伝えられているが、売り方優位の需給状況の中では少なくとも価格帯別出来高が積み上がっている22500-22800円処を突破してくるまではショートカバーが強まる展開は考えづらいところ。
反対に戻りの鈍さが意識される局面においては新たなショートポジションが積み上がると考えられ、7月安値水準での底堅さをみせたいところであろう。
■シャープ、2Q営業利益上方修正、体質改善が着実に進む
シャープ (T:6753)は24日、第2四半期(4-9月)決算予想の修正を発表。
売上高は従来の1兆3000億円から1兆1250億円に下方修正し、営業利益については460億円から465億円に上方修正している。
慎重にみていたコンセンサス(375億円程度)を上回る見込み。
中国での液晶テレビの販売を抑制する等、「量から質へ」の体質改善に取り組んでいるほか、台風による物流への影響等があったことから、売上高については、期初の業績予想を下回る見込み。
一方、利益については、体質改善が着実に進んでいる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(22091.18、+80.40)
・米原油先物は上昇(66.82、+0.39)
・米長期金利は低下
・補正予算への期待
・日銀のETF購入
・好調な企業業績
・シャープ (T:6753)戦略転換、AIスピーカー開発中断
・アマダHD (T:6113)欧でIoTサービス、板金工場向け、来春投入
・三菱電 (T:6503)点造形技術、金属3Dプリンター、20年めど製品化
・銀行・信託・証券、共同店舗に みずほ (T:8411)、全拠点 32年度まで
☆前場のイベントスケジュール
・特になし
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