米中間で追加関税見送りを合意したことにより、月曜日のアジア株は上昇している。
ダウ平均、 S&P 500、ナスダックなどの米国先物は、すべて2%に向かい上昇している。
中国の習近平国家主席とトランプ米大統領は土曜日の夜にアルゼンチンで開催されたG20で会談後、株価は上昇している。習近平国家主席とトランプ米大統領は90日間の通商協議猶予を設けることで合意した。
Westpack社のアジアマクロストラテジーのヘッドであるFrances Cheung氏は「これは私たちがこの会談で望んでいた最善の結果である」と語った。
米中間の通商問題はまだ解決には至ってはいないが、この合意によって株式のすべてのセクターの下支えとなった。株式市場は、来年1月1日より発動する2000億ドル相当の中国製品への関税に対する懸念が株式市場への圧力になっていた。
月曜ではほとんどのアジア市場で株式は上昇していた。
香港の ハンセン株価指数では、日本時間午前11時10分の時点で2.83%高の27258となっている。 香港株式市場では11月に最大の上げ幅だった後で、12月も好調にスタートを切った。
中国本土の株式市場も、米中間の通商問題の懸念が退行したことによって上昇してた。 上海総合指数は2.72%上昇し2658、深セン成分指数は3.37%上昇し7940となっている。
日経平均株価は1.39%高の22661、韓国の KOSPI は1.78%高の2.134である。
オーストラリアでは S&P/ASX 200は1.66%高の5761である。
シンガポール、フィリピン、台湾などの株式市場も同様に上昇している。
「米中間の貿易戦争に対し、米国政府の強硬姿勢によってアジアは特に影響を受けてきたが、トランプ米大統領は中国と通商交渉にようやく向かっている」と、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのHelen Qian氏は語った。また「もちろん米中間の貿易摩擦を解消するには長い道のりだが、以前までの報復合戦は終わるかもしれない」と続けた。