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ドルは横ばい、ポンドは急落、メイ首相留任決定

発行済 2018-12-13 13:40
更新済 2018-12-13 13:40
ドルは横ばいであったが、ポンドは急落した。メイ首相が留任が決定したもののブレグジットは未だ解決していない。

アジア時間水曜日のドルは横ばいであったが、テリーザメイ英首相が英保守党の党首信任投票で勝利したことを受けてポンドは急落した。

メイ首相は保守党首信任投票で117人の不信任投票に対して200人の信任投票を得て留任が決定した。

水曜日にこのニュースによってポンドは1%上昇したが、本日はその反動が来た。日本時間午後1時40分時点で、ポンド/米ドルは0.1%下落し1.2628で取引されている。

メイ首相は与党である保守党やブレグジットを撤回しようとする野党を説得しなくてはならない。

みずほ証券の通貨チーフストラテジストの山本 雅文氏は「信任投票の結果が発表された直後、利食いが多く見られた。しかし、ポンドの上昇は終わった」

「これは悪くないニュースであるが、ブレグジット問題が解決したわけではない。その意味では、今後も不透明感が続くであろう」

投資家は本日の欧州中央銀行の金利決定を待っているため、ユーロ/米ドルは1.1368で変わらなかった。

米ドルインデックスは0.1%高の97.078であった。

人民元にとって好材料である米中関係の緊張に和らぎが見られたので、米ドル/元は0.1%安であった。

中国はハイテク産業推進政策を控えようとしているようだ。ブルームバーグはこの問題に精通した専門家を引用し、中国政府は「中国製造2025」を2035年まで延期する可能性があることを報じた。また、外国資本への市場開放を模索していることも報じられた。

「中国製造2025」は2015年の5月に発表された成長戦略である。この戦略は中国の輸入技術への依存を軽減することを目的としており、米中貿易摩擦の焦点となっていた。

中国人民銀行(PBOC)は元の基準値を昨日の6.8793に対して6.8769に設定した。

米ドル/円は0.2%高の113.48であった。 豪ドル/米ドルは0.1%高の1.7228であった。

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