こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
3/11付の「DailyOutlook」では、中国景気について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『足元の日本株市場では上昇の一服感もあり、相場の牽引役となっていた半導体関連株を中心に下落している。
昨年安値からの上昇率はTOPIXが+11.1%と、S&P500の+16.7%(3/8時点)に出遅れており、事あるごとに浮上する世界景気に対する先行き懸念が、“景気敏感株”と言われる日本株の上値を抑えているのだろう』と伝えています。
続けて、一方で、下落基調であったTOPIXの対S&P500相対株価は2月上旬以降、落ち着きを取り戻していることを挙げ、『春節明け2月11日以降の上海総合指数が米中通商協議に対する警戒感の後退などを背景に上昇を加速させるなど、中国景気の回復期待が日本株の下支え要因となったと考えられよう。
今週14日には、中国で1-2月固定資産投資が発表される。
昨秋以降、同指標は底入れの動きが鮮明であり、中でも政策の影響が大きいインフラ投資の減速に歯止めがかかっていることは、景気支援策の効果と言えよう』と分析しています。
さらに、『同日には、1-2月小売売上高も発表される。
同指数は前年比+10%を割り込み減速傾向が続くが、年初以降の株高や1月末に発表された自動車・家電製品の購入促進策、また2月の春節などを受けた内需動向を確認する上で重要であろう。
世界景気に対する弱気見通しの後退によって、日本株の上昇は継続するとみている』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。
詳しくは3/11付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜