キャリアリンク (T:6070)は12日、2019年2月期(18年3月-19年2月)連結決算を発表した。
売上高が前期比11.0%増の186.24億円、営業利益が同66.0%減の1.87億円、経常利益が同52.3%減の2.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同58.7%減の1.70億円となった。
民間企業向けBPO大型プロジェクト案件の1つで業務受注量が大幅に減少し、また、臨時給付金・マイナンバー関連案件等の売上高が減少したが、製造系人材サービス事業及び新規受注したキャッシュレス決済関連業務の売上高が好調に推移し、また、ジャパン・ビジネス・サービス(JBS)を連結子会社化したことにより同社の売上高も加わったこと等から、売上高は前期比11.0%増となった。
一方、利益面では、上記大型プロジェクト案件及び臨時給付金・マイナンバー関連案件の売上高減少に伴う売上総利益の減少、新規受注案件の営業利益率が、売上高の減少した収益性の高い同大型プロジェクト案件及び臨時給付金関連案件の営業利益率に及ばなかったこと、就業スタッフの採用コストの上昇、加えてJBSの連結子会社化に伴い実施した支店統合・事務所移転等の収益改善対策費用の発生等により減収であった。
2020年2月期通期の連結業績予想について、売上高が前期比16.3%増の216.68億円、営業利益が同124.9%増の4.22億円、経常利益が同44.5%増の4.19億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同64.7%増の2.81億円を見込んでいる。