8月1日のアジア時間、FRBが市場の予想に違わぬ25bpの利下げを行い、追加利下げに関しては確実でない見方を示したの後、米ドルは上昇した。
午後1時13分時点で、米ドルインデックスは0.4%高の98.597となっている。
ジェローム・パウエルFRB議長の記者会見では、利下げは前向きではないと解釈され株式相場の下押し圧力となった。
パウエル議長は利下げ発表後の記者会見で、米国景気が好調の中利下げを行う必要性を説明するのに苦労していたが、貿易摩擦悪化により多くの企業が投資判断を先延ばしていたことを協調した。
同氏は記者会見で「政策調整であって、利下げ局面に突入したわけではない」と述べ、利下げが1度きりであることを示唆した後、追加利下げもありうると述べた。さらには記者会見の最後に利上げも検討していたと述べ、記者会見は明確さに欠ける内容であった。
GBP/USDは0.3%安の1.2125で取引された。投資家がイギリスの合意なきEU離脱の可能性を嫌気し、英ポンドは下降トレンドが続いている。
ボリス・ジョンソン英新首相は、10月31日までにEUとの協定合意に関わらずEU離脱を実行することを宣言している。
USD/JPYは0.4%高の109.18で取引された。