22日、金先物は下落している。7月FOMC議事要旨では追加利下げを示唆するも、明確な時期など期待を持たせるのを避ける内容であった。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)における12月渡しの金先物は、0.5%安の1510.45ドルとなっている。
7月FOMC議事録では、将来の金融政策を決定するにあたっては、今後の経済指標の結果を要するという。
議事要旨の詳細な内容は以下の通りである。
「FOMCメンバーは、FF金利誘導目標レンジを設定する上で柔軟に対応することが重要であり、金融政策の短期的な調整は、経済指標による今後の経済見通しを基にしたものとなるということで総じて一致した」
また7月の利下げについてFOMCメンバーのほぼ全員が、大幅利下げの計画に合意することはせず、「金融政策の再調整であり、サイクル半ばでの調整」であることで一致している。
23日にはジェローム・パウエルFRB議長による待望のジャクソンホールでの講演が行われる。講演では今後の金融政策に関する最新情報が明らかになる。