23日、アジア株はジェローム・パウエルFRB議長による講演を控え上昇している。
15時30分時点で、香港ハンセン指数は0.47%高の26172.00をつけている。香港では今週末も大規模デモが実施される予定だ。
6月初旬にデモ活動が始まってからというものの、香港は1997年中国に返還されて以来となる危機的状況を迎えている。香港ハンセン指数は過去数週間で3000ポイント下落した。
一方、上海総合指数は0.6%高、深セン成分指数は0.2%高となっている。
また日経平均株価は0.4%上昇となった。ロイターの報道によれば、22日の日米貿易交渉では茂木敏充経済再生担当大臣が米通商代表部のロバート・ライトハイザー代表と4時間半に及ぶ会談を行ったものの合意には至らず、会談は1日延長されることとなった。
茂木氏は記者に対し「議論は煮詰まってきた」と述べた上で、想定通りではあるものの時間がかかっているとした。
一方、韓国のKOSPIは0.14%の下落、オーストラリアのASX 200は0.33%の上昇となった。
また、本日午後11時に予定されている、ジャクソンホール会議におけるパウエル氏の講演にも注目が集まっている。
講演では世界的に国債利回りが低下している中で、FRBがどのような金融政策をとるのについて示唆がされる可能性が高い。