[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場で、ドルが全般的に上昇。前日はトランプ米大統領に対する弾劾機運の高まりからドルが売られたものの、この日は買い戻しが入った。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る不透明感からポンド売りが目立った。
米司法省は25日、トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が今年7月に行った電話会談の記録を公表した。会談ではトランプ氏が民主党のバイデン前副大統領の息子に絡む疑惑を調査するようゼレンスキー氏に依頼していたことが判明した。
前日は民主党のペロシ下院議長が下院でのトランプ氏の弾劾訴追に向けた審議を開始すると表明していた。
会談記録の公表について、RBCキャピタルマーケッツのアダム・コール氏は、トランプ氏が実際に弾劾される可能性は依然として低く、ドル売り材料とはならないと指摘した。
主要6通貨に対するドル指数 (DXY)は0.7%高と、約3カ月ぶりの大幅な伸びとなる勢い。
ポンド/ドル は1%超下落。市場は、英国のEU離脱問題がまだ何カ月も続くと見ており、総選挙を巡る懸念も織り込んでいる。
ユーロ/ドル (EUR=)は0.68%安。
ドル/円 NY終値 107.76/107.79
始値 107.31
高値 107.88
安値 107.32
ユーロ/ドル NY終値 1.0941/1.0945
始値 1.0992
高値 1.0994
安値 1.0938