午前のアジア株式市場はトランプ大統領が第一弾米中合意を承認というニュースで急騰している。日経平均株価は2.4%高、上海総合指数は1.24%高、香港ハンセン指数は2.09%高。
ブルームバーグによると12月15日の追加関税は延期され、既存の関税率の見直し、中国による米農産物購入などが約束されることになる模様。ただし、条件は合意されているが、文書としては確定できていないとのことだ。これから署名に向けて調整がされることになる。オフショア人民元も買われ、ドルオフショア人民元 は6.9611。
またロイターによると習近平国家主席がマカオを来週訪問予定と報じている。人民元建て株式を取引する証券取引所の創設や、人民元決済センターの振興、隣接する本土の土地をマカオに提供する計画などを発表する見通しとのことだ。これまで香港を優遇してきたが、抗議デモが頻発する香港を避け、今後は多様化する狙いがあるとされる。
本日発表された12月日銀短観大企業製造業業況判断指数は市場予想を下回る0となり、前月より低下した。悪化は四半期連続で、2013年以来の低水準となっている。
韓国総合株価指数は1.27%高、ドルウォンは0.18%安。サムスンは中国の西安にある半導体工場に80億ドルの投資を行うことが発表されている。習近平主席の訪韓を実現させるための材料となる可能性がある。