日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は13日、前週末比+1.38pt(上昇率3.35%)の42.56ptと上昇した。
なお、高値は43.09pt、安値は39.41pt。
週末の間も鈍化の兆しを見せずにむしろ増大傾向をみせた新型コロナウイルスの新規感染者数を受けて、緊急事態宣言の延長など、国内景気への下押し懸念が高まった。
こうした市場の不安心理が高まるなか、下値模索リスクに対応するためのプット買いが入り、日経VIは上昇した。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。