JTOWER (T:4485):4300円(+190円)大幅に5日続伸。
21年3月期の営業損益予想を前期比115.4%増の1.50億円の黒字と発表している。
5Gに係る設備投資の本格化を受け、インフラシェアリングの拡大・浸透を推進する。
同時に発表した20年3月期の営業損益は0.69億円の黒字(前期実績1.69億円の赤字)で着地した。
国内や東南アジアで大型施設内の携帯インフラシェアリングの新規導入が進み、黒字転換に寄与した。
コニカミノルタ (T:4902):386円(-19円)大幅続落。
前日に業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来の200億円から80億円、前期比87.2%減に引き下げ。
コロナウイルスの影響が110億円程度の下振れ要因になったほか、のれん減損なども下振れ要因に。
年間配当金も30円から25円に引き下げている。
また、モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に格下げ、欧米比率の高さによる業績悪化度合いの大きさを反映と。
NEC (T:6701):4620円(+230円)大幅続伸。
前日に20年3月期の決算を発表、営業利益は1276億円で前期比2.2倍、5月8日に上方修正を発表済みだが、期末配当金は従来の30円から40円に引き上げている。
また、第4四半期には一過性費用となる追加施策165億円を計上していることも明らかに。
業績実態は想定以上に好調として評価が高まっている。
21年3月期は1500億円で同17.5%増益の計画で、増配見通しも発表。
コロナ影響は400-500億円を見込んでいるもよう。
資生堂 (T:4911):6299円(-322円)大幅反落。
前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は65億円で前年同期比83.3%の大幅減益となった。
市場コンセンサスは200億円超の水準であった。
また、通期見通しは従来の1170億円、前期比2.8%増益から未定に変更している。
足元の状況は、中国が回復に転じているものの、日本や欧米では厳しい売上動向となっているもよう。
業績コンセンサスが一段と低下する流れになっているようだ。
トヨタ自 (T:7203):6406円(-121円)続落。
前日の取引時間中に20年3月期の決算を発表、その後は売り優勢の展開が続いている。
営業利益は2兆4429億円で前期比1.0%減益、コロナウイルスによる影響は1600億円としている。
一方、21年3月期は500億円で同79.5%の大幅減益見通し。
減益幅は想定以上との見方が優勢になっているほか、自社株買いが見送られたこともマイナス視されているもよう。
ただ、業績前提など厳しめで計画数値は保守的過ぎるとの見方もある。
イントランス (T:3237):65円(+4円)大幅に反発。
21年3月期の営業損益予想を4.00億円の黒字と発表している。
既存販売用不動産を早期に売却することで投下資本の回収を図る。
また、インバウンド需要の回復を見据えた送客や不動産投資家への販売に注力する。
20年3月期の営業損益は9.31億円の赤字(前期実績3.75億円の黒字)。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、プリンシパルインベストメント事業やソリューション事業が低調だった。
マクドナルド (T:2702):5490円(+20円)プラス転換。
20年12月期第1四半期(20年1-3月)の営業利益を前年同期比8.2%減の77.08億円と発表している。
デリバリーサービス実施店舗数を増やして売上高が4.9%増の722.86億円となる一方、売上原価が7.4%増の579.17億円に膨らんだことから利益が縮小した。
通期予想は前期比3.5%増の290.00億円で据え置いた。
進捗率は26.6%。
12日に年初来高値(5470円)に面合わせしたことも利益確定売りを誘っているようだ。