[ニューヨーク 9日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では安全資産とされる円とスイスフランの買いが膨らみ、円は対ドルで1週間ぶり、スイスフランも約2カ月の高値をそれぞれ更新した。
前日に強気相場入りした米株式相場の勢いもこの日は失速。資源国通貨も下げに転じた。
10日に結果が明らかになる米連邦公開市場委員会(FOMC)で米債イールドカーブのフラット化に向けた措置が打ち出されるとの見方から、日本の投資家がドル売りに動いたこともこの日の相場の背景にある。
ウェルズ・ファーゴはリサーチノートで「複数の通貨で最近見られていた対ドルでの勢いは弱まっているが、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長らの見解が明らかになるまで、われわれはドル買いに動く用意はない」とした上で、「FRBがマイナス金利導入に動かず、イールドカーブ・コントロール採用への道を開かなければ、ドルの上昇は続くと考えられる」とした。
終盤の取引でドル/円
ドル/スイスフラン
ユーロ/ドル (EUR=EBS)は一時の下げから戻し、0.4%高の1.1339ドル。
ドル指数 (=USD)は0.3%安の96.334。
豪ドル/米ドル
ニュージーランドドル/米ドル
ドル/円 NY終値 107.72/107.75
始値 108.04
高値 108.24
安値 107.63
ユーロ/ドル NY終値 1.1340/1.1344
始値 1.1280
高値 1.1364
安値 1.1270