10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円14銭から105円71銭まで下落して105円97銭で引けた。
議会での交渉が暗礁に乗り上げたため景気支援のため、トランプ大統領は失業保険補助の延長などの法案含む大統領令に署名した。
さらに、米国の6月JOLT求人件数が予想外に増加したため、景気回復や労働市場の堅調な回復への期待が広がり、ドルは底堅い値動きとなった。
ユーロ・ドルは、1.1792ドルまで上昇後、1.1736ドルまで下落して1.1737ドルで引けた。
トルコリラの急落がユーロにも悪影響を与えるとの懸念や、米国が対欧州製品にあらたな関税を検討しているとの懸念が根強く、上値は抑制された。
ユーロ・円は、124円76銭から124円34銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3034ドルから1.3103ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9180フランから0.9139フランまで下落した。