[東京 6日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 正午現在 119.33/35 1.1944/48 142.54/58 午前9時現在 119.42/44 1.1936/40 142.55/59 NY午後5時 119.63/65 1.1932/34 142.74/78
正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の11 9円前半だった。株価が大幅安となる中でリスクオフの円買いの動きが強まり、ドル/円 の頭は重かった。
朝方は、日経平均株価が前日終値比300円超の下落で寄り付いた後に下げ幅を拡大 させた中で、ドル/円は底堅い動きとなった。118円後半には輸入企業など実需筋のド ル買いオーダーが観測されており「これを見越して、金融機関のドル買いが入っているよ うだ」(国内金融機関)との指摘が出ていた。 邦銀など金融機関による年始のポジション構築に伴い、売買が交錯していたもようで 「基本的にはロングの人が多い。ただ、先行き不透明なギリシャ情勢や株価・原油安を口 実に使いながら、短期的にショートを構築している人もいる」(国内金融機関)との指摘 が出ていた。 株価が1万7000円の大台を割り込み、前日比で一時450円を超える下落となる 中、ドル/円は仲値公示にかけて一時119.15円まで弱含んだ。その後、株価が下げ 幅を縮めると、ドル/円も119.45円まで値を戻したが、株価が再び下げに転じると ドル/円もじり安となり、株価に振られる展開となった。 三井住友銀行のシニアグローバルマーケッツアナリスト、岡川聡氏は「基本的にドル 買いの流れだが、株価の下げで円買いの方が強くなり、ドル/円の頭が重くなっている」 と、指摘していた。
<豪ドルは経済指標受けやや強含み>
正午の豪ドル/米ドルは0.8139米ドル付近だった。豪貿易収支や、交易関係の 深い中国の経済指標の発表を受け、豪ドルはやや強含んで推移した。 オーストラリア連邦統計局が発表した11月の財 ・サービスの貿易収支(季節調整 済み)は9億2500万ドルの赤字となり、10月の13億2300万豪ドルの赤字から 赤字幅が縮小した。 一方、HSBC/マークイットが発表した12月の中国サービス部門購買担当者景気 指数(PMI)は53.4と前月の53.0から上昇し、3カ月ぶりの高水準となった。
<ユーロの弱い地合い、「1月後半まで継続」の見方>
ユーロは投機筋のショートポジションが積み上がっているとして「ショートカバーを 警戒するレベル」(国内金融機関)との声があるものの、下方向では1.16ドル半ばま でテクニカル的なサポートがないことから「欧州中央銀行(ECB)理事会やギリシャの 選挙を通過する1月後半までは弱い地合いが続くのではないか」(別の国内金融機関)と の見方も出ていた。 5日のニューヨーク外為市場でユーロ/ドルは、一時1.1887ドルまで下落した 。25日に行われるギリシャの総選挙で、緊縮路線の見直しを唱える最大野党の急進左派 連合(SYRIZA)が勝利する可能性があることで、欧州金融市場への影響が懸念され た。ドイツの2014年12月の消費者物価指数が前年同月比で0.1%とほぼ5年ぶり の低い伸びとなり、ECBによる追加緩和観測が高まったこともユーロの押し下げ要因と なった。
(平田紀之) ((※ noriyuki.hirata@thomsonreuters.com; 03-6441-1822; Reuters Messaging: noriyuki.hirata.thomsonreuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート(ロイターデータ) FX= アジアスポットレート(同) AFX= 欧州スポットレート(同) EFX= クロス円レート(同) JPYX= クロス円の時系列レート(同) JPNU JPNX JPOA JPOD 通貨オプション FXVOL スポットレート(ロイター・ディーリング約定値) D4FX= スポットレート(RTFX) FX=RTFX スポットレート(日銀公表) TKYFX 為替関連ニュース クロスマーケットアイ[.JPCM] 主要国の経済指標発表予定と予想一覧 0#JECON 主要国の政策金利一覧・中銀関連[BOX-CEN] きょうの予定[MI/DIARY][JPY/DIARY] ))