[ワシントン 15日 ロイター] - 米ワシントンを訪問中のウクライナ議員団は15日、ロシアの企業や個人がジョージア(グルジア)の企業などを利用して西側の制裁を回避しているとし、米国に対応を求めた。詳細や具体例は示さなかった。
ロシアとの停戦交渉を率いるデービッド・アラカミア議員は「(ロシア人は)ジョージアの銀行や金融システム、企業などを多用している」と記者団に述べ、「制裁対象のロシア人ならインターネットでジョージア企業を立ち上げ、リモートで銀行口座を開設して処理を始められる」と主張した。
議員団はこの問題などを巡り米議会や国務省、財務省と協議する予定という。
在ワシントンのジョージア大使館は議員団の主張を「完全な虚偽」と否定し、ジョージアは対ロシア制裁を完全に順守していると強調した。