[22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が大幅利上げを行い、米経済の景気後退(リセッション)懸念が高まっているが、雇用データを手掛けるUKGによると、6月に入り米雇用市場の状況は若干上向いた。
UKGによると6月最初の2週間、採用など労働力関連活動が小幅増加した。それまでの3カ月の大半の期間では減少していた。
特に小売り部門で人材需要が拡大し、今年に入って初めての増加となった。
これはパウエルFRB議長にとって朗報かもしれない。議長は22日、FRBは高止まりするインフレ率引き下げに取り組んでおり、労働、商品、サービスに対する需要が供給と一致する水準になるまで借り入れコストを引き上げる方針を示した。
米労働省は7月8日に6月の雇用統計を発表する。