[ロサンゼルス 23日 ロイター] - 米宅配大手フェデックスが23日発表した第4・四半期(3─5月)の実質利益と通期の利益見通しが、いずれも市場予想を上回った。
第4・四半期調整後純利益は前年同期比32%増の18億ドル。1株当たりは6.87ドルで、リフィニティブのIBESに基づく予想より0.01ドル高かった。
通期の特殊要因を除く1株利益見通しは22.50─24.50ドル。市場予想は22.14ドルとなっている。
電子商取引関連の大半を占め、同社成長の原動力である地上配送の「グラウンド」事業は、取扱量が減少したものの、粗利益率は前期の7.3%から10%に上昇した。
同社は今月1日に最高経営責任者(CEO)が創業者のフレッド・スミス氏からラジ・スブラマニアム氏に交代。株主から収益力向上を迫られているスブラマニアム氏が率いる経営陣は先週、ヘッジファンドのDEショーとの合意に基づいて新たに2人の取締役を起用することを決めている。