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米国株見通し:下げ渋りか、割安な銘柄に買戻し

発行済 2022-07-14 13:54
更新済 2022-07-14 14:00
© Reuters.
(13時50分現在)

S&P500先物      3,798.90(-2.9)
ナスダック100先物  11,721.20(-7.3)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル安。
NY原油先物(WTI)はやや戻し、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



13日の主要3指数は続落。
序盤の軟調地合いから持ち直す場面もあったが、ダウは208ドル安の30772ドルと4日連続のマイナスで取引を終えた。
この日発表された消費者物価指数(CPI)は市場予想の前年比+8.8%を上回る+9.1%となり、インフレ長期化への懸念が強まった。
今月26-27日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅は0.75%から1.00%に拡大されるとの観測が広がり、短期的な金利高が株売りを後押しした。



本日は下げ渋りか。
今晩発表の生産者物価指数(PPI)が高水準ならインフレ長期化と連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速への思惑で、買いづらい地合いが続きそうだ。
また、新規失業保険申請件数は弱い内容が続いており、リセッションへの警戒感も根強い。
ただ、次回FOMCでの利上げ幅拡大は否定的な見方もあり、長期金利の過度な上昇が抑えられれば、割安感の生じた銘柄への買戻しが相場をやや押し上げる可能性があろう。



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