[ロンドン 28日 ロイター] - 米銀大手JPモルガン・チェースは、英国の個人向け(リテール)金融サービス「チェース」の従業員を2年以内に2000人に倍増する計画。同部門のサンジブ・ソマニ最高経営責任者(CEO)がロイターとのインタビューで明らかにした。
ソマニ氏は「われわれは国際的になることを目指し、英国からスタートしたい」と述べ、「10年単位で物事を見る必要がある。それよりも短期だと正しい結論には至らない。リテールバンクの収益プールは米国以外でも数兆に上る」と語った。
英国内のリテールバンク部門は既に1000人のスタッフを抱えているが、2024年までに少なくとも倍増させる計画という。
融資関連商品の提供を始めることで23年末までに当座預金口座と貯蓄口座から事業を拡大する計画。昨年7億ポンドで買収した投資銀行ナツメグとの統合も進める。
ソマニ氏は、チェースを中期的に全てのサービスを提供する銀行にしたいと説明した。支店開設の計画は現時点でないという。