*07:49JST 10日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場はまちまち、金利低下でハイテクに買い
■NY株式:米国株式市場はまちまち、金利低下でハイテクに買い
ダウ平均は30.48ドル安の33,531.33ドル、ナスダックは126.89ポイント高の12,306.44で取引を終了した。
4月消費者物価指数(CPI)でインフレの鈍化基調が確認されたため、利上げ停止観測が高まり、上昇して始まった。
ただ鈍化ペースは依然遅く、また、根強い景気後退懸念もくすぶり、ダウ平均は下落に転じた。
一方、金利低下に伴うハイテクの買いが続き、ナスダック総合指数は終日堅調に推移。
主要株価指数はまちまちで終了した。
セクター別ではメディア・娯楽、ソフトウェア・サービスが上昇した一方で、エネルギーが下落した。
金融のファースト・シチズンズ(FCNCA)は1-3月期決算で経営破綻したシリコンバレー銀買収を受け預金残高が予想を上回ったことが明らかになり、大幅高。
検索会社グーグルを運営するアルファベット(GOOG)は年次開発者会議で対話型人工知能「バード」で新言語モデルなどを発表し、買われた。
電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)は第1四半期決算で損失が予想程には拡大せず、さらに生産計画を再確認したことで上昇。
オンラインゲーム開発会社のロブロックス(RBLX)は第1四半期決算で1株損失が予想以上となったものの、利用者の伸びが強く買われた。
一方で、旅行情報・予約サイト運営するエアビーアンドビー(ABNB)は物価高や景気の不透明性を理由にした第2四半期の弱い売上高見通しが嫌気されて大幅安。
アプリケーションソフトウェア会社のトゥイリオ(TWLO)も第2四半期の弱い見通しが嫌気されて下落。
エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は第1四半期決算で調整後の1株利益が予想を下回り、売られた。
エンターテインメントのディズニー(DIS)は取引終了後に四半期決算を発表。
調整後の1株利益が予想を下回ったほか、動画配信のディスニープラスの有料契約者数が予想を下回り時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル弱含み、年内米利下げ観測強まる
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円41銭から134円11銭まで下落し、134円34銭で引けた。
米4月消費者物価指数(CPI)で伸び鈍化軌道が確認されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止、年内の利下げ観測が強まり、金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.0942ドルまで下落後、1.1007ドルまで上昇し、1.0983ドルで引けた。
数人の欧州中央銀行(ECB)高官が9月利上げの必要性を検討し始めたとの報道を受けてユーロ買いが強まった。
ユーロ・円は148円20銭から147円04銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.2603ドルから1.2680ドルまで上昇後、反落。
ユーロ・ポンド絡みの売りに押された。
ドル・スイスは0.8927フランまで上昇後、0.8868フランまで下落。
■NY原油:反落で72.56ドル、戦略石油備蓄補充に絡んだ買いは一巡
NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:72.56 ↓1.15)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.15ドルの72.56ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは71.80ドル-73.89ドル。
米国市場の前半にかけて73.89ドルまで買われたが、戦略石油備蓄補充に絡んだ需要増加を見込んだ買いは一巡。
通常取引終了後の時間外取引では主に72ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.32ドル -0.34ドル(-1.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.72ドル -0.65ドル(-0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)322.55ドル -2.22ドル(-0.68%)
インテル(INTC) 29.97ドル -0.13ドル(-0.43%)
アップル(AAPL) 173.56ドル +1.79ドル(+1.04%)
アルファベット(GOOG) 112.28ドル +4.34ドル(+4.02%)
メタ(META) 233.08ドル -0.29ドル(-0.12%)
キャタピラー(CAT) 213.17ドル -0.32ドル(-0.15%)
アルコア(AA) 36.14ドル -0.37ドル(-1.01%)
ウォルマート(WMT) 152.55ドル -0.43ドル(-0.28%)
ダウ平均は30.48ドル安の33,531.33ドル、ナスダックは126.89ポイント高の12,306.44で取引を終了した。
4月消費者物価指数(CPI)でインフレの鈍化基調が確認されたため、利上げ停止観測が高まり、上昇して始まった。
ただ鈍化ペースは依然遅く、また、根強い景気後退懸念もくすぶり、ダウ平均は下落に転じた。
一方、金利低下に伴うハイテクの買いが続き、ナスダック総合指数は終日堅調に推移。
主要株価指数はまちまちで終了した。
セクター別ではメディア・娯楽、ソフトウェア・サービスが上昇した一方で、エネルギーが下落した。
金融のファースト・シチズンズ(FCNCA)は1-3月期決算で経営破綻したシリコンバレー銀買収を受け預金残高が予想を上回ったことが明らかになり、大幅高。
検索会社グーグルを運営するアルファベット(GOOG)は年次開発者会議で対話型人工知能「バード」で新言語モデルなどを発表し、買われた。
電気自動車メーカーのリビアン(RIVN)は第1四半期決算で損失が予想程には拡大せず、さらに生産計画を再確認したことで上昇。
オンラインゲーム開発会社のロブロックス(RBLX)は第1四半期決算で1株損失が予想以上となったものの、利用者の伸びが強く買われた。
一方で、旅行情報・予約サイト運営するエアビーアンドビー(ABNB)は物価高や景気の不透明性を理由にした第2四半期の弱い売上高見通しが嫌気されて大幅安。
アプリケーションソフトウェア会社のトゥイリオ(TWLO)も第2四半期の弱い見通しが嫌気されて下落。
エネルギー資源会社のオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)は第1四半期決算で調整後の1株利益が予想を下回り、売られた。
エンターテインメントのディズニー(DIS)は取引終了後に四半期決算を発表。
調整後の1株利益が予想を下回ったほか、動画配信のディスニープラスの有料契約者数が予想を下回り時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル弱含み、年内米利下げ観測強まる
10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、135円41銭から134円11銭まで下落し、134円34銭で引けた。
米4月消費者物価指数(CPI)で伸び鈍化軌道が確認されたため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ停止、年内の利下げ観測が強まり、金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.0942ドルまで下落後、1.1007ドルまで上昇し、1.0983ドルで引けた。
数人の欧州中央銀行(ECB)高官が9月利上げの必要性を検討し始めたとの報道を受けてユーロ買いが強まった。
ユーロ・円は148円20銭から147円04銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.2603ドルから1.2680ドルまで上昇後、反落。
ユーロ・ポンド絡みの売りに押された。
ドル・スイスは0.8927フランまで上昇後、0.8868フランまで下落。
■NY原油:反落で72.56ドル、戦略石油備蓄補充に絡んだ買いは一巡
NY原油先物6月限は反落(NYMEX原油6月限終値:72.56 ↓1.15)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-1.15ドルの72.56ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは71.80ドル-73.89ドル。
米国市場の前半にかけて73.89ドルまで買われたが、戦略石油備蓄補充に絡んだ需要増加を見込んだ買いは一巡。
通常取引終了後の時間外取引では主に72ドル台で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.32ドル -0.34ドル(-1.23%)
モルガン・スタンレー(MS) 83.72ドル -0.65ドル(-0.77%)
ゴールドマン・サックス(GS)322.55ドル -2.22ドル(-0.68%)
インテル(INTC) 29.97ドル -0.13ドル(-0.43%)
アップル(AAPL) 173.56ドル +1.79ドル(+1.04%)
アルファベット(GOOG) 112.28ドル +4.34ドル(+4.02%)
メタ(META) 233.08ドル -0.29ドル(-0.12%)
キャタピラー(CAT) 213.17ドル -0.32ドル(-0.15%)
アルコア(AA) 36.14ドル -0.37ドル(-1.01%)
ウォルマート(WMT) 152.55ドル -0.43ドル(-0.28%)