[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の136円前半。海外市場の流れを引き継ぐ形で一時136.27まで上げ幅を拡大し、今月3日以来1週間半ぶり高値を更新した。
ドル/円は朝方の安値135円半ばから、午後にかけてじり高が継続。輸入企業の円売りに加えて「日銀の政策変更は当面ないと見る個人投資家が、ドルやユーロの安値圏で円を売り仕掛けている」(FX関係者)という。
円売りは対ドル以外の通貨に対しても進み、ユーロは午前の147円前半から148円前半へ、豪ドルは90円前半から後半へ、スイスフランも151円前半から後半へ緩やかに上昇した。
きょうはドル買い/円売りが目立ったものの、市場ではこの流れが今後勢いづくとの見方は多くない。米債務上限問題などの不透明感を抱える中、ドル/円は4月の日銀会合後に「上値めどとされる137円の上抜けに失敗した形となっている。当面は132円から138円付近のレンジ取引が続くだろう」(外銀)との声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 136.17/19 1.0866/70 147.98/02
午前9時現在 135.81/83 1.0851/55 147.30/34
NY午後5時 135.71/74 1.0848/52 147.24/28