*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク利食いに対して出遅れセクターへの物色に~
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク利食いに対して出遅れセクターへの物色に
■楽天地、1Q営業利益 52.9%増 3.56億円
■前場の注目材料:オリンパス、品質保証ITシステムを統一、3年で600億円投資
■ハイテク利食いに対して出遅れセクターへの物色に
8日の日本株市場は、前日の大幅な下げに対する自律反発の動きが意識されるものの、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
7日の米国市場はNYダウが91ドル高、ナスダックは171ポイント安とまちまちだった。
目新しい材料がないなか、出遅れ感のあった景気敏感株の買いが目立った。
一方、マイクロソフトやアップルなど大型ハイテク株の下落が重荷となった。
シカゴ日経225先物は大阪比15円高の31885円。
円相場は1ドル140円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時32090円まで買われる場面も見られたが買いは続かず、日中終値水準でのこう着だった。
日経平均は前日の大幅な下げで節目の32000円を割り込んだことから、いったんは自律反発狙いの買いは意識されるだろうが、積極的なリバウンド狙いは期待しづらいところ。
もっとも、ボリンジャーバンドの+2σを上回ってきたことから過熱感が警戒されていたこともあり、結果的には一気に過熱を冷ました格好だろう。
自律反発も32000円辺りでの上値の重さが意識されるようだと、短期的に売り仕掛け的な動きが入りやすく、直近で空けたマド埋めとなるボリンジャーバンドの+1σ辺りまでの調整は想定しておきたい。
ただし、32000円割れ水準での押し目買い意欲の強さは意識されやすく、出遅れている海外投資家においては押し目狙いのタイミングになりそうだ。
SQを前に積極的な売買は考えづらいが、短期的に売りを仕掛けてくる局面においては、その後のリバランスを狙った押し目買いスタンス。
物色の流れとしては米国の動きを引き継ぐ格好から、ハイテク株へは利食いが入りやすい反面、景気敏感株での出遅れ修正に向かわせやすい。
為替市場では1ドル140円台と円安傾向を見せていることもあり、輸出関連などへの買いも意識されそうだ。
その他、日経平均がこう着感を強めるなか、相対的に出遅れている中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きなどもみられそうだ。
生成AIや水素などのテーマ性のある銘柄での値幅取り狙いに向かわせよう。
■楽天地、1Q営業利益 52.9%増 3.56億円
楽天地 (TYO:8842)が発表した2024年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.2%増の23.37億円、営業利益は同52.9%増の3.56億円だった。
不動産賃貸事業では、2022年7月に営業を開始した「浅草横町」および22年2月に取得した「トラビ文京白山」からの賃貸収入が期首から売上高に寄与した。
映画興行事業では、「名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)」「THE FIRST SLAM DUNK」「ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」等の作品が好稼働した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33665.02、+91.74)
・1ドル=140.00-10円
・シカゴ日経先物は上昇(31885、大阪比+15)
・VIX指数は低下(13.94、-0.02)
・米原油先物は上昇(72.53、+0.79)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・オリンパス (TYO:7733)品質保証ITシステムを統一、3年で600億円投資
・関電化 (TYO:4047)半導体ガス増産、国内外で400億円投資
・SBI (TYO:8473)アスエネと、「炭素クレジット取引所」運営で新会社
・大阪ガス (TYO:9532)伊藤忠・東センと新会社、系統用蓄電池に参入、25年度稼働
・古河電工 (TYO:5801)26年3月期に海底・地中線売上高3倍へ、再生エネ関連需要に対応
・島津製作所 (TYO:7701)遺伝子検査拡張技術の米新興に出資、CVCファンド1号案件
・長瀬産業 (TYO:8012)「ナノテラス」有志連合に加入、バイオなど開発促進
・JUKI (TYO:6440)アフター事業拡充、難加工技術支援を収益に
・アマダ (TYO:6113)AIで段取り自動化、溶接ロボの受注開始
・BIPROGY (TYO:8056)イーダッシュと、CO2排出量可視化で提携
・中部電力 (TYO:9502)グループのJERA、エネデータ基盤構築、米・欧・豪社と新会社
・INPEX (TYO:1605)次世代リチウム電池開発で米新興に出資
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪・4月貿易収支(予想:+136.50億豪ドル、3月:+152.69億豪ドル) <ST>
■ハイテク利食いに対して出遅れセクターへの物色に
■楽天地、1Q営業利益 52.9%増 3.56億円
■前場の注目材料:オリンパス、品質保証ITシステムを統一、3年で600億円投資
■ハイテク利食いに対して出遅れセクターへの物色に
8日の日本株市場は、前日の大幅な下げに対する自律反発の動きが意識されるものの、こう着感の強い相場展開になりそうだ。
7日の米国市場はNYダウが91ドル高、ナスダックは171ポイント安とまちまちだった。
目新しい材料がないなか、出遅れ感のあった景気敏感株の買いが目立った。
一方、マイクロソフトやアップルなど大型ハイテク株の下落が重荷となった。
シカゴ日経225先物は大阪比15円高の31885円。
円相場は1ドル140円00銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時32090円まで買われる場面も見られたが買いは続かず、日中終値水準でのこう着だった。
日経平均は前日の大幅な下げで節目の32000円を割り込んだことから、いったんは自律反発狙いの買いは意識されるだろうが、積極的なリバウンド狙いは期待しづらいところ。
もっとも、ボリンジャーバンドの+2σを上回ってきたことから過熱感が警戒されていたこともあり、結果的には一気に過熱を冷ました格好だろう。
自律反発も32000円辺りでの上値の重さが意識されるようだと、短期的に売り仕掛け的な動きが入りやすく、直近で空けたマド埋めとなるボリンジャーバンドの+1σ辺りまでの調整は想定しておきたい。
ただし、32000円割れ水準での押し目買い意欲の強さは意識されやすく、出遅れている海外投資家においては押し目狙いのタイミングになりそうだ。
SQを前に積極的な売買は考えづらいが、短期的に売りを仕掛けてくる局面においては、その後のリバランスを狙った押し目買いスタンス。
物色の流れとしては米国の動きを引き継ぐ格好から、ハイテク株へは利食いが入りやすい反面、景気敏感株での出遅れ修正に向かわせやすい。
為替市場では1ドル140円台と円安傾向を見せていることもあり、輸出関連などへの買いも意識されそうだ。
その他、日経平均がこう着感を強めるなか、相対的に出遅れている中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きなどもみられそうだ。
生成AIや水素などのテーマ性のある銘柄での値幅取り狙いに向かわせよう。
■楽天地、1Q営業利益 52.9%増 3.56億円
楽天地 (TYO:8842)が発表した2024年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比9.2%増の23.37億円、営業利益は同52.9%増の3.56億円だった。
不動産賃貸事業では、2022年7月に営業を開始した「浅草横町」および22年2月に取得した「トラビ文京白山」からの賃貸収入が期首から売上高に寄与した。
映画興行事業では、「名探偵コナン黒鉄の魚影(サブマリン)」「THE FIRST SLAM DUNK」「ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」等の作品が好稼働した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33665.02、+91.74)
・1ドル=140.00-10円
・シカゴ日経先物は上昇(31885、大阪比+15)
・VIX指数は低下(13.94、-0.02)
・米原油先物は上昇(72.53、+0.79)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・オリンパス (TYO:7733)品質保証ITシステムを統一、3年で600億円投資
・関電化 (TYO:4047)半導体ガス増産、国内外で400億円投資
・SBI (TYO:8473)アスエネと、「炭素クレジット取引所」運営で新会社
・大阪ガス (TYO:9532)伊藤忠・東センと新会社、系統用蓄電池に参入、25年度稼働
・古河電工 (TYO:5801)26年3月期に海底・地中線売上高3倍へ、再生エネ関連需要に対応
・島津製作所 (TYO:7701)遺伝子検査拡張技術の米新興に出資、CVCファンド1号案件
・長瀬産業 (TYO:8012)「ナノテラス」有志連合に加入、バイオなど開発促進
・JUKI (TYO:6440)アフター事業拡充、難加工技術支援を収益に
・アマダ (TYO:6113)AIで段取り自動化、溶接ロボの受注開始
・BIPROGY (TYO:8056)イーダッシュと、CO2排出量可視化で提携
・中部電力 (TYO:9502)グループのJERA、エネデータ基盤構築、米・欧・豪社と新会社
・INPEX (TYO:1605)次世代リチウム電池開発で米新興に出資
☆前場のイベントスケジュール
・10:30 豪・4月貿易収支(予想:+136.50億豪ドル、3月:+152.69億豪ドル) <ST>