[東京 30日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の146円前半で取引されている。前日海外で急低下した米金利がアジア市場の取引で切り返したことを背景に、ドルも押し目買いを集めて反発した。
ドルは朝方の145円後半から146円前半へじり高となった。前日海外市場では、予想を下回る米経済指標を受けて145円半ばへ一気に2円近い円高が進行したものの、米10年債利回りの上昇とともに、東京市場は押し目買いが優勢となった。
日米金利差に着目し、当面はドル高/円安地合いが続くと予想する向きが多い中、実需の買いに短期筋が追随したという。個人などが「ドルの押し目ですかさず買いに動いた」(FX会社)という。
豪ドルの下げがドルを押し上げた面もあった。豪の7月消費者物価指数(CPI)が前年比4.9%と予想の5.2%を下回り「年内の利上げ期待が後退した」(外銀アナリスト)という。きょうはスペインやドイツでもCPIが発表される予定で、ユーロの行方に注目が集まっている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 146.23/146.26 1.0866/1.0867 158.90/158.94
午前9時現在 145.98/145.99 1.0867/1.0871 158.67/158.68
NY午後5時 145.87/145.90 1.0878/1.0882 158.71/158.75