*08:53JST 前場に注目すべき3つのポイント~来週の中銀イベントを前に買い戻しの動き~
15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■来週の中銀イベントを前に買い戻しの動き
■パーク24、3Q営業利益 103.9%増 243億円、進捗率77.4%
■前場の注目材料:住友重、住友建機、量産型電動ショベルを来年度開発、8時間の稼働目指す
■来週の中銀イベントを前に買い戻しの動き
15日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性があるものの、底堅さが意識される相場展開になりそうである。
14日の米国市場はNYダウが331ドル高、ナスダックは112ポイント高だった。
中国人民銀行が景気底入れのため利下げを決定したほか、8月小売売上高が予想を上回る伸びとなったため、ソフトランディング期待が高まった。
また、欧州中央銀行(ECB)が利上げサイクル終了を示唆したため、中銀の金利ピーク観測が強まったことも支援材料につながった。
シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比200円高の33180円。
円相場は1ドル147円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。
ナスダックに新規上場した英アームは、初値が公開価格(51ドル)を上回る56.10ドルとなり、その後の強い値動きによって63.59ドルで終えた。
AI関連や半導体株の手掛かり材料になりやすいほか、前日に弱い値動きだったソフトバンクG (TYO:9984)への見直し買いも意識され、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好になりそうだ。
日経平均は前日の上昇で9月SQ値を上放れたことからセンチメント改善につながったが、日経225先物のナイトセッションは33200円で終えており、7日に付けた戻り高値(33110円)を上放れ、8月1日の戻り高値33230円に接近している。
これを捉えてくるようだと、7月高値の33570円辺りが意識されてくる可能性が高く、売り方にとってはポジションをニュートラルに戻す形での買い戻しを迫られそうだ。
また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を前に、政策思惑で傾いたポジションの修正も意識されやすい。
米VIX指数は7月27日以来の13.00を下回ってきていることもあり、リバランス中心ではあるものの、足もとで売られていたセクターや銘柄へは買戻しが入りやすいだろう。
また、プロ野球では阪神タイガースが18年ぶりに優勝した。
阪神が優勝した年の日経平均は上昇しているほか、関西地盤の企業などは消費への支援材料になりやすく、改めて関連銘柄へは資金が向かいやすいと考えられる。
■パーク24、3Q営業利益 103.9%増 243億円、進捗率77.4%
パーク24 (TYO:4666)が発表した2023年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比14.4%増の2415.04億円、営業利益は同103.9%増の243.90億円だった。
国内におけるタイムズパーキングの売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は1244.18億円(前年同期比5.6%増)、営業利益は277.69億円(同11.6%増)となった。
2023年10月期業績は、売上高が前期比12.3%増の3260億円、営業利益は同52.4%増の315億円と、6月に上方修正した計画を据え置いており、営業利益の進捗率は77.4%となる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(33168.10、+461.58)
・NYダウは上昇(34907.11、+331.58)
・ナスダック総合指数は上昇(13926.05、+112.47)
・シカゴ日経先物は上昇(33180、大阪比+200)
・1ドル=147.40-50円
・SOX指数は上昇(3584.23、+23.78)
・VIX指数は低下(12.82、-0.66)
・米原油先物は上昇(90.16、+1.64)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・住友重 (TYO:6302)住友建機、量産型電動ショベルを来年度開発、8時間の稼働目指す
・SCREEN (TYO:7735)滋賀・彦根に新棟、110億円投資、水素関連装置を増産
・アステラス製薬 (TYO:4503)アイルランドに新工場、522億円投資、無菌製剤強化
・小林製薬 (TYO:4967)米でカイロ増産、2子会社拡張
・マツダ (TYO:7261)ロータリーエンジン11年ぶり復活
・第一生命HD (TYO:8750)丸紅と、佐賀の物流施設に100億円、工業品需要取り込む
・ホンダ (TYO:7267)独BMWグループなどと、北米で電力網安定化、情報基盤の合弁設立
・ファナック (TYO:6954)産ロボ累計出荷100万台突破、量産開始から46年で
・三菱重 (TYO:7011)英・伊社との3社間協定に合意、次期戦闘機開発
・リョービ (TYO:5851)ギガキャスト向け超大型機をUBEに発注
・ユアサ商事 (TYO:8074)太陽光発電システムをメキシコの日系向けに導入
・NEC (TYO:6701)コンサルで経営最適化、製造・流通向けサービス
・デンカ (TYO:4061)卵殻配合プラ拡充、ABS樹脂複合材開発
・東急不HD (TYO:3289)東急不動産、タイで物流施設開発、工業団地隣接、来春竣工
☆前場のイベントスケジュール
・11:00 中・8月鉱工業生産(前年比予想:+3.9%、7月:+3.7%)
・11:00 中・8月小売売上高(前年比予想:+3.0%、7月:+2.5%) <ST>
■来週の中銀イベントを前に買い戻しの動き
■パーク24、3Q営業利益 103.9%増 243億円、進捗率77.4%
■前場の注目材料:住友重、住友建機、量産型電動ショベルを来年度開発、8時間の稼働目指す
■来週の中銀イベントを前に買い戻しの動き
15日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感が強まる可能性があるものの、底堅さが意識される相場展開になりそうである。
14日の米国市場はNYダウが331ドル高、ナスダックは112ポイント高だった。
中国人民銀行が景気底入れのため利下げを決定したほか、8月小売売上高が予想を上回る伸びとなったため、ソフトランディング期待が高まった。
また、欧州中央銀行(ECB)が利上げサイクル終了を示唆したため、中銀の金利ピーク観測が強まったことも支援材料につながった。
シカゴ日経225先物清算値(12月限)は、大阪比200円高の33180円。
円相場は1ドル147円40銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まることになろう。
ナスダックに新規上場した英アームは、初値が公開価格(51ドル)を上回る56.10ドルとなり、その後の強い値動きによって63.59ドルで終えた。
AI関連や半導体株の手掛かり材料になりやすいほか、前日に弱い値動きだったソフトバンクG (TYO:9984)への見直し買いも意識され、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引する格好になりそうだ。
日経平均は前日の上昇で9月SQ値を上放れたことからセンチメント改善につながったが、日経225先物のナイトセッションは33200円で終えており、7日に付けた戻り高値(33110円)を上放れ、8月1日の戻り高値33230円に接近している。
これを捉えてくるようだと、7月高値の33570円辺りが意識されてくる可能性が高く、売り方にとってはポジションをニュートラルに戻す形での買い戻しを迫られそうだ。
また、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を前に、政策思惑で傾いたポジションの修正も意識されやすい。
米VIX指数は7月27日以来の13.00を下回ってきていることもあり、リバランス中心ではあるものの、足もとで売られていたセクターや銘柄へは買戻しが入りやすいだろう。
また、プロ野球では阪神タイガースが18年ぶりに優勝した。
阪神が優勝した年の日経平均は上昇しているほか、関西地盤の企業などは消費への支援材料になりやすく、改めて関連銘柄へは資金が向かいやすいと考えられる。
■パーク24、3Q営業利益 103.9%増 243億円、進捗率77.4%
パーク24 (TYO:4666)が発表した2023年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比14.4%増の2415.04億円、営業利益は同103.9%増の243.90億円だった。
国内におけるタイムズパーキングの売上高(セグメント間の内部売上高を含む)は1244.18億円(前年同期比5.6%増)、営業利益は277.69億円(同11.6%増)となった。
2023年10月期業績は、売上高が前期比12.3%増の3260億円、営業利益は同52.4%増の315億円と、6月に上方修正した計画を据え置いており、営業利益の進捗率は77.4%となる。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(33168.10、+461.58)
・NYダウは上昇(34907.11、+331.58)
・ナスダック総合指数は上昇(13926.05、+112.47)
・シカゴ日経先物は上昇(33180、大阪比+200)
・1ドル=147.40-50円
・SOX指数は上昇(3584.23、+23.78)
・VIX指数は低下(12.82、-0.66)
・米原油先物は上昇(90.16、+1.64)
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・住友重 (TYO:6302)住友建機、量産型電動ショベルを来年度開発、8時間の稼働目指す
・SCREEN (TYO:7735)滋賀・彦根に新棟、110億円投資、水素関連装置を増産
・アステラス製薬 (TYO:4503)アイルランドに新工場、522億円投資、無菌製剤強化
・小林製薬 (TYO:4967)米でカイロ増産、2子会社拡張
・マツダ (TYO:7261)ロータリーエンジン11年ぶり復活
・第一生命HD (TYO:8750)丸紅と、佐賀の物流施設に100億円、工業品需要取り込む
・ホンダ (TYO:7267)独BMWグループなどと、北米で電力網安定化、情報基盤の合弁設立
・ファナック (TYO:6954)産ロボ累計出荷100万台突破、量産開始から46年で
・三菱重 (TYO:7011)英・伊社との3社間協定に合意、次期戦闘機開発
・リョービ (TYO:5851)ギガキャスト向け超大型機をUBEに発注
・ユアサ商事 (TYO:8074)太陽光発電システムをメキシコの日系向けに導入
・NEC (TYO:6701)コンサルで経営最適化、製造・流通向けサービス
・デンカ (TYO:4061)卵殻配合プラ拡充、ABS樹脂複合材開発
・東急不HD (TYO:3289)東急不動産、タイで物流施設開発、工業団地隣接、来春竣工
☆前場のイベントスケジュール
・11:00 中・8月鉱工業生産(前年比予想:+3.9%、7月:+3.7%)
・11:00 中・8月小売売上高(前年比予想:+3.0%、7月:+2.5%) <ST>