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東証グロース市場250指数のポイントと先物取引についてVol.1~2023年相場の回顧~

発行済 2024-02-15 17:00
更新済 2024-02-15 17:15
© Reuters.
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*17:00JST 東証グロース市場250指数のポイントと先物取引についてVol.1~2023年相場の回顧~ 皆さん、こんにちは。
フィスコ・マーケットレポーターの高井ひろえです。
本日は、東証グロース市場250指数のポイントと東証グロース市場250先物取引についてお話させて頂きます。


まずにグロース市場250指数について、聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは2023年11月4日までマザーズ指数として運用されていたもので、東京証券取引所の市場再編により、11月6日から東証グロース市場250指数と名称変更が行われています。
それでは2023年の相場を振り返ります。
こちらにあるように2023年には日経平均株価およびTOPIXは25%超の大幅上昇を示しました。
一方、グロース市場250指数の騰落率は-3.2%となり冴えないパフォーマンスとなりました。
2023年には海外投資家が日本株を買い増し、これが日本株上昇の原動力となりました、その「買い」は日本を代表する主力企業に向かい、新興中小型株はこの対象から外れ、グロース市場250指数のパフォーマンスは日経平均やTOPIXを大幅に下回りました。


次にグロース市場250指数、日経平均株価、TOPIXの長期のパフォーマンスを確認します。
こちらの図は2014年1月6日の日経平均株価、TOPIX、グロース市場250指数を100として、2023年の年末までの株価推移を示したものです。
過去10年の時間軸でみても、この間に日経平均株価は約2.1倍、TOPIXは約1.8倍に上昇していますが、グロース市場250指数は約30%下落しています。


グロース市場250指数のパフォーマンスは冴えないことが分かります。
グロース市場250指数は、基準日である2003年9月12日を1,000ポイントとした場合に、現在の時価総額がどの程度かを示す時価総額加重平均型株価指数です。
2023年12月末のグロース市場250指数は706.41ポイントであり、20年前と比較しても約3割安いということになります。


グロース市場は成長性の高い企業が多く上場している市場ですが、指数のパフォーマンスが低調なのはなぜでしょうか。
その主たる理由はグロース市場に上場していた企業がプライム市場へ上場市場の変更を行うと、グロース市場250指数からは除外されることがあげられます。
着実に成長を実現できている企業ほど、プライム市場に上場市場を変更する傾向があり、これらの企業はグロース市場250指数構成銘柄から外れます。
この結果、これらの企業の上場市場変更後の株価上昇はグロース市場250指数には反映されないのです。


しかし、これまでのグロース市場250指数の推移を振り返ると、年間に30%以上上昇し高いパフォーマンスを記録した年もあります。
どのような局面でグロース市場250指数は買われるのかを確認します。
高いパフォーマンスを記録した年としてまずあげられるのが2017年です。
この年のグロース市場250指数は約30%上昇し、日経平均株価、TOPIXの上昇率を上回りました。
この年には米国ではアップルが51.1%、マイクロソフトが37.6%、フェイスブックが54.2%、アルファベットが37.8%上昇するなどし、情報技術関連銘柄が大幅な株価上昇を示しました。
グロース市場250指数のパフォーマンスが良かった年として2020年もあげられます。
この年にもグロース市場250指数は30%超上昇しました。
2020年は視聴者の皆様も記憶に新しいと思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大で、世界的にテレワークや巣ごもり消費が伸び、情報技術関連銘柄が脚光を浴びた年でした。
これらから言えることは、グロース市場250指数について高いパフォーマンスが期待される局面とは、インターネットを活用したテック企業が注目を集める局面と言えます。


東証グロース市場250指数のポイントと先物取引についてVol.2~2024年の相場見通し~に続く


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