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午後3時のドルは150円半ばで上値重い、株高伸びず円買い戻し

発行済 2024-02-27 15:28
更新済 2024-02-27 15:36
© Reuters.  2月27日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の150円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイタ
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Shinji Kitamura

[東京 27日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の150円半ばで取引されている。日経平均が一時マイナス圏へ下落したことなどを受け、高水準に積み上がった円売りポジションを圧縮する形で、円が買い戻されたという。

ドルは午前の高値150.69円から一時150.40円まで売られた。円買い介入への警戒感がくすぶる中、「株高が勢いを欠いたことで、短期筋の円売りポジションが巻き戻された」(FX会社)という。

米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、今月20日時点の円の売り越し幅は差し引き12万0778枚と、6年ぶり高水準を記録した昨年11月以来の水準へ膨らんでいた。

クロス円も全般に上値の重い展開となった。あすに中銀会合を控えたNZドルの下げが目立ち、朝方の93円前半から92円半ばへ売られた。一部にくすぶっていた追加利上げ観測の後退も手掛かりになったという。

円高の一因として、1月全国消費者物価指数(コアCPI)が事前予想のプラス1.8%を上回る同2.0%となったことに関心を寄せる声もあった。

ただ、日銀の利上げ見通しは「不連続性を回避しながら緩和的な金融環境を持続させる観点から、政策金利や国債買い入れの運営変更は緩やかに止まるだろう」(バークレイズ証券チーフエコノミストの馬場直彦氏)と、大きな変化はないとの指摘が多かった。

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© Reuters.  2月27日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の150円半ばで取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

午後3時現在 150.52/150.53 1.0850/1.0854 163.34/163.35

午前9時現在 150.57/150.58 1.0848/1.0852 163.36/163.40

NY午後5時 150.69/150.72 1.0849/1.0853 163.50/163.54

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