*14:07JST 新興市場見通し:日経平均の上値が重くなれば、主力銘柄中心に出遅れ物色再開か
■出遅れ物色向かうも週末に動きは一服
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が+2.08%だったのに対し、東証グロース市場指数は+2.89%、東証グロース市場250指数も+2.90%と上回った。
日経平均が史上最高値を更新したことでやや上値が重くなった一方、東証グロース市場には出遅れ物色が向かい、東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心に買い優勢の展開となった。
特にサービス価格の値上げを発表したフリー (TYO:4478)が急騰。
東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに昨年8月以来の水準まで上昇した。
週末こそ、日経平均が大幅高で史上初の40000円台に迫る強い動きを見せたことで、東証グロース市場の出遅れ物色は一服したが、週を通して強い動きは見られた。
個別銘柄は、経営陣の交代を発表したAppBank (TYO:6177)が連日ストップ高後急落。
ジィ・シィ企画 (TYO:4073)は2月27日にトランザクション・メディア・ネットワークス (TYO:5258)と資本業務提携契約を締結すると開示し買われた。
ジェイドグループ (TYO:3558)は、ファッションECを展開するマガシーク社を子会社化すると発表し大幅高。
一方、売れるネット広告社 (TYO:9235)、QPS研究所 (TYO:5595)は足元の急騰に対する過熱感などが先行し売られた。
なお、2月28日にグロース市場に上場したCocolive (TYO:137A)は公開価格の約2.2倍となる強い初値に。
ただ、初値形成後は乱高下し下落。
同日、グロース市場と名証ネクスト市場に上場した光フードサービス (TYO:138A)は初値を上場日翌日へ持ち越した。
上場2日目は売り気配スタートとなったものの、公開価格の約2.2倍となる初値をつけ、その日は一時ストップ高水準まで上昇したが、週末には急落した。
■日経平均が調整を迎えればグロース銘柄には好機か、3月IPOは15社
来週の新興市場は上昇を想定する。
今週末は日経平均が40000円に迫る大幅高となった。
大型株物色が強まる地合いとなり、東証グロース市場はやや蚊帳の外に置かれた。
今週末の海外市場動向を受けて、日経平均は週明け一段高し40000円台に乗せそうな雰囲気だが、200日移動平均線乖離率が+20%を超えるなど短期的な過熱感は意識されよう。
日経平均の上値が重くなると、今週前半に見られたような東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心とした買いが入ると考える。
つまり日経平均が調整を迎えれば、出遅れている東証グロース市場に投資資金が還流するというロジックだ。
東証グロース市場Core指数構成銘柄での注目銘柄は今週大幅高したフリーだ。
昨年6月や11月の戻り高値水準を今週末に上回ったことから、昨年来高値4250円超えが意識されるところ。
この水準を上回れば、ようやく安値圏からの反発が本格化しよう。
また、ispace (TYO:9348)も高いテーマ性などから短期資金が流出入し派手な動きをするが、1000円水準では底堅い。
こうした銘柄や、右肩上がりのGENDA (TYO:9166)、ジーエヌアイグループ (TYO:2160)などもそろって上昇すると、東証グロース市場は売買代金を伴った強い動きを見せると推測する。
なお、3月は15社の新規株式公開(IPO)が予定されている。
直近IPO銘柄や短期的に急騰していた銘柄は換金売りが入りやすくなるが、下旬の21日から一気に15社上場することから、3月第2週までは既上場銘柄について需給面を気にする必要はないだろう。
今週の新興市場は上昇。
同時期の騰落率は、日経平均が+2.08%だったのに対し、東証グロース市場指数は+2.89%、東証グロース市場250指数も+2.90%と上回った。
日経平均が史上最高値を更新したことでやや上値が重くなった一方、東証グロース市場には出遅れ物色が向かい、東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心に買い優勢の展開となった。
特にサービス価格の値上げを発表したフリー (TYO:4478)が急騰。
東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに昨年8月以来の水準まで上昇した。
週末こそ、日経平均が大幅高で史上初の40000円台に迫る強い動きを見せたことで、東証グロース市場の出遅れ物色は一服したが、週を通して強い動きは見られた。
個別銘柄は、経営陣の交代を発表したAppBank (TYO:6177)が連日ストップ高後急落。
ジィ・シィ企画 (TYO:4073)は2月27日にトランザクション・メディア・ネットワークス (TYO:5258)と資本業務提携契約を締結すると開示し買われた。
ジェイドグループ (TYO:3558)は、ファッションECを展開するマガシーク社を子会社化すると発表し大幅高。
一方、売れるネット広告社 (TYO:9235)、QPS研究所 (TYO:5595)は足元の急騰に対する過熱感などが先行し売られた。
なお、2月28日にグロース市場に上場したCocolive (TYO:137A)は公開価格の約2.2倍となる強い初値に。
ただ、初値形成後は乱高下し下落。
同日、グロース市場と名証ネクスト市場に上場した光フードサービス (TYO:138A)は初値を上場日翌日へ持ち越した。
上場2日目は売り気配スタートとなったものの、公開価格の約2.2倍となる初値をつけ、その日は一時ストップ高水準まで上昇したが、週末には急落した。
■日経平均が調整を迎えればグロース銘柄には好機か、3月IPOは15社
来週の新興市場は上昇を想定する。
今週末は日経平均が40000円に迫る大幅高となった。
大型株物色が強まる地合いとなり、東証グロース市場はやや蚊帳の外に置かれた。
今週末の海外市場動向を受けて、日経平均は週明け一段高し40000円台に乗せそうな雰囲気だが、200日移動平均線乖離率が+20%を超えるなど短期的な過熱感は意識されよう。
日経平均の上値が重くなると、今週前半に見られたような東証グロース市場Core指数構成銘柄を中心とした買いが入ると考える。
つまり日経平均が調整を迎えれば、出遅れている東証グロース市場に投資資金が還流するというロジックだ。
東証グロース市場Core指数構成銘柄での注目銘柄は今週大幅高したフリーだ。
昨年6月や11月の戻り高値水準を今週末に上回ったことから、昨年来高値4250円超えが意識されるところ。
この水準を上回れば、ようやく安値圏からの反発が本格化しよう。
また、ispace (TYO:9348)も高いテーマ性などから短期資金が流出入し派手な動きをするが、1000円水準では底堅い。
こうした銘柄や、右肩上がりのGENDA (TYO:9166)、ジーエヌアイグループ (TYO:2160)などもそろって上昇すると、東証グロース市場は売買代金を伴った強い動きを見せると推測する。
なお、3月は15社の新規株式公開(IPO)が予定されている。
直近IPO銘柄や短期的に急騰していた銘柄は換金売りが入りやすくなるが、下旬の21日から一気に15社上場することから、3月第2週までは既上場銘柄について需給面を気にする必要はないだろう。