*08:59JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株の底堅さを見極め~
10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株の底堅さを見極め
■くら寿司、3Q営業利益 黒字転換 63.62億円
■前場の注目材料:デンソー、善明製作所に統合ECUの新工場
■ハイテク株の底堅さを見極め
10日の日本株市場は、底堅さを見極める展開になりそうだ。
9日の米国市場は、NYダウが484ドル高、ナスダックは193ポイント高だった。
先週発表の8月の米雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回った一方で失業率が改善するなどまちまちだったことから、先週の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いが入った。
エヌビディアなど半導体株が持ち直したことも買い安心感につながった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の36215円。
円相場は1ドル142円90銭台で推移している。
日経平均株価は米国株高を受けて、買い先行で始まることになりそうだ。
ただし、シカゴ先物は大阪比で小幅に下落していることもあり、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、底堅さを見極めることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時36510円まで買われた後に、35960円まで売られる場面もみられており、依然として不安定な値動きである。
週末には9月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、荒い値動きが続くようだと、ヘッジ対応の動きが強まる可能性はありそうだ。
米国市場ではエヌビディアなど半導体の一角が反発しており、年初来安値を更新している東エレク (TYO:8035)が反発をみせてくるかが注目される。
また、アップルは新型スマートフォン「iPhone16」シリーズを発表した。
自社生成AIサービス「アップルインテリジェンス」を全機種で使えるようにする。
アップルの株価はマイナス圏で推移していたが、その後は持ち直し、小幅に上昇した。
また、新型スマートフォンに半導体が使用されると伝わったアームが急伸しており、ソフトバンクG (TYO:9984)への支援材料になりそうだ。
ソフトバンクGが日経平均型をけん引する可能性があるなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
もっとも、11日には8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることが神経質にさせそうであり、積極的な売買は手控えられやすい。
また、先物市場ではメジャーSQを控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心で仕掛け的な売買は手控えられてくるだろう。
積極的な上値追いの展開は期待しづらいものの、ハイテク株の底堅さがみられる局面においては、押し目狙いの買いが意識されてきそうだ。
■くら寿司、3Q営業利益 黒字転換 63.62億円
くら寿司 (TYO:2695)が発表した2024年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比12.1%増の1738.93億円、営業損益は63.63億円の黒字(前年同期は3.76億円の赤字)だった。
日本国内においては、強みである「まぐろ」「かに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開、人気アニメ「鬼滅の刃」や劇場版が公開された人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ企画等の実施により、売上高は好調に推移した。
2024年10月期業績は、売上高が前期比10.7%増の2340億円、営業利益は同123.9%増の55億円とする6月に上方修正した計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(40829.59、+484.18)
・ナスダック総合指数は上昇(16884.60、+193.77)
・1ドル=143.10-20円
・SOX指数は上昇(4625.78、+97.57)
・VIX指数は低下(19.45、-2.93)
・米原油先物は上昇(68.71、+1.04)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・KOKUSAI ELECTRIC (TYO:6525)米に研究開発の新拠点、半導体複雑化に対応
・デンソー (TYO:6902)善明製作所に統合ECUの新工場
・7&iHD (TYO:3382)加コンビニ大手、買収を再提案
・富士通 (TYO:6702)インドでEV促進、充電インフラ設置の最適化実証
・伊藤忠 (TYO:8001)欧航空機中古部品に出資、アフター市場参入
・大同特殊鋼 (TYO:5471)ギガキャスト対応金型用鋼、靱性を確保
・山善 (TYO:8051)物流展で自律ロボ初披露
・安川電機 (TYO:6506)未自動化領域を開く、AIで判断・作業、自律ロボ
・三井E&S (TYO:7003)JBICと、トルコ社と港湾機械・資金で協力
・シャープ (TYO:6753)再出発、「シャープらしさ」を求めて、EV参入、問われる独自性
・パナソニックHD (TYO:6752)パナエナジー、車載用円筒形電池を量産へ
・NEC (TYO:6701)NIPPON EXPRESS HDと、フォークを自律遠隔制御、倉庫で実証
・NTT (TYO:9432)NTT東日本、東京通信大にLLM、質疑応答24時間対応
・NSW (TYO:9739)施設管理スマート化、新サービス提供
・三菱ケミG (TYO:4188)トリアセテート繊維事業をGSIクレオスに売却
・クラレ (TYO:3405)東京・新宿に細胞培養特化の研究所、顧客接点を強化
・デンカ (TYO:4061)大船工場を26年3月に停止、PE包装資材から撤退
・三井不動産 (TYO:8801)明治神宮外苑の再開発計画見直し、樹木伐採124本減
・日本ガイシ (TYO:5333)ハンガリーでNAS電池受注、国営エネ向け
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・8月輸出(前年比予想:+6.6%、7月:+7.0%)
・時間未定 中・8月輸入(前年比予想:+2.5%、7月:+7.2%) <ST>
■ハイテク株の底堅さを見極め
■くら寿司、3Q営業利益 黒字転換 63.62億円
■前場の注目材料:デンソー、善明製作所に統合ECUの新工場
■ハイテク株の底堅さを見極め
10日の日本株市場は、底堅さを見極める展開になりそうだ。
9日の米国市場は、NYダウが484ドル高、ナスダックは193ポイント高だった。
先週発表の8月の米雇用統計では非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回った一方で失業率が改善するなどまちまちだったことから、先週の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いが入った。
エヌビディアなど半導体株が持ち直したことも買い安心感につながった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比25円安の36215円。
円相場は1ドル142円90銭台で推移している。
日経平均株価は米国株高を受けて、買い先行で始まることになりそうだ。
ただし、シカゴ先物は大阪比で小幅に下落していることもあり、買い一巡後はこう着感が強まりやすく、底堅さを見極めることになりそうだ。
日経225先物はナイトセッションで一時36510円まで買われた後に、35960円まで売られる場面もみられており、依然として不安定な値動きである。
週末には9月限の先物オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えているため、荒い値動きが続くようだと、ヘッジ対応の動きが強まる可能性はありそうだ。
米国市場ではエヌビディアなど半導体の一角が反発しており、年初来安値を更新している東エレク (TYO:8035)が反発をみせてくるかが注目される。
また、アップルは新型スマートフォン「iPhone16」シリーズを発表した。
自社生成AIサービス「アップルインテリジェンス」を全機種で使えるようにする。
アップルの株価はマイナス圏で推移していたが、その後は持ち直し、小幅に上昇した。
また、新型スマートフォンに半導体が使用されると伝わったアームが急伸しており、ソフトバンクG (TYO:9984)への支援材料になりそうだ。
ソフトバンクGが日経平均型をけん引する可能性があるなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。
もっとも、11日には8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えていることが神経質にさせそうであり、積極的な売買は手控えられやすい。
また、先物市場ではメジャーSQを控えているため、限月交代に伴うロールオーバーが中心で仕掛け的な売買は手控えられてくるだろう。
積極的な上値追いの展開は期待しづらいものの、ハイテク株の底堅さがみられる局面においては、押し目狙いの買いが意識されてきそうだ。
■くら寿司、3Q営業利益 黒字転換 63.62億円
くら寿司 (TYO:2695)が発表した2024年10月期第3四半期業績は、売上高が前年同期比12.1%増の1738.93億円、営業損益は63.63億円の黒字(前年同期は3.76億円の赤字)だった。
日本国内においては、強みである「まぐろ」「かに」など質の高い商品を中心にしたフェアの展開、人気アニメ「鬼滅の刃」や劇場版が公開された人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」とのコラボ企画等の実施により、売上高は好調に推移した。
2024年10月期業績は、売上高が前期比10.7%増の2340億円、営業利益は同123.9%増の55億円とする6月に上方修正した計画を据え置いている。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(40829.59、+484.18)
・ナスダック総合指数は上昇(16884.60、+193.77)
・1ドル=143.10-20円
・SOX指数は上昇(4625.78、+97.57)
・VIX指数は低下(19.45、-2.93)
・米原油先物は上昇(68.71、+1.04)
・米長期金利は低下
・米国のインフレ沈静化期待
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・KOKUSAI ELECTRIC (TYO:6525)米に研究開発の新拠点、半導体複雑化に対応
・デンソー (TYO:6902)善明製作所に統合ECUの新工場
・7&iHD (TYO:3382)加コンビニ大手、買収を再提案
・富士通 (TYO:6702)インドでEV促進、充電インフラ設置の最適化実証
・伊藤忠 (TYO:8001)欧航空機中古部品に出資、アフター市場参入
・大同特殊鋼 (TYO:5471)ギガキャスト対応金型用鋼、靱性を確保
・山善 (TYO:8051)物流展で自律ロボ初披露
・安川電機 (TYO:6506)未自動化領域を開く、AIで判断・作業、自律ロボ
・三井E&S (TYO:7003)JBICと、トルコ社と港湾機械・資金で協力
・シャープ (TYO:6753)再出発、「シャープらしさ」を求めて、EV参入、問われる独自性
・パナソニックHD (TYO:6752)パナエナジー、車載用円筒形電池を量産へ
・NEC (TYO:6701)NIPPON EXPRESS HDと、フォークを自律遠隔制御、倉庫で実証
・NTT (TYO:9432)NTT東日本、東京通信大にLLM、質疑応答24時間対応
・NSW (TYO:9739)施設管理スマート化、新サービス提供
・三菱ケミG (TYO:4188)トリアセテート繊維事業をGSIクレオスに売却
・クラレ (TYO:3405)東京・新宿に細胞培養特化の研究所、顧客接点を強化
・デンカ (TYO:4061)大船工場を26年3月に停止、PE包装資材から撤退
・三井不動産 (TYO:8801)明治神宮外苑の再開発計画見直し、樹木伐採124本減
・日本ガイシ (TYO:5333)ハンガリーでNAS電池受注、国営エネ向け
☆前場のイベントスケジュール
・時間未定 中・8月輸出(前年比予想:+6.6%、7月:+7.0%)
・時間未定 中・8月輸入(前年比予想:+2.5%、7月:+7.2%) <ST>