💎 今日の市場で最も健全な企業をご覧ください始めましょう

中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】

発行済 2024-10-02 16:03
更新済 2024-10-02 16:15
© Reuters.
CL
-
*16:03JST 中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる【クロージング】 2日の日経平均は大幅反落。
843.21円安の37808.76円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。
中東情勢を巡る地政学リスクの高まりによるリスク回避の動きが強まった。
大幅に反落して始まると、前場中盤には37892.27円まで水準を切り下げた。
中東情勢の悪化が長期化することによる世界的なインフレ懸念再燃も警戒され、ヘッジファンドなどの短期筋による先物売りも相場を押し下げる要因につながった。
心理的な節目の38000円を下回る局面では押し目を拾う動きもみられたが、海外メディアが「イスラエルが数日以内にイラン攻撃への対応を計画」と伝えたことから、大引けにかけて下げ幅を広げ37651.07円まで下押しした。


東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1400に迫り、全体の8割超を占めた。
セクター別では、鉱業、石油石炭、鉄鋼など5業種が上昇。
一方、空運、電気機器、銀行、保険など28業種が下落した。
指数インパクトの大きいところでは、ダイキン (TYO:6367)、エーザイ (TYO:4523)、三井物 (TYO:8031)、住友鉱 (TYO:5713)、出光興産 (TYO:5019)がしっかりだった半面、ファーストリテ (TYO:9983)、東エレク (TYO:8035)、アドバンテス (TYO:6857)、TDK (TYO:6762)、ソフトバンクG (TYO:9984)が軟調だった。


中東情勢の緊迫化が警戒され、前日の米国市場では主要株価指数が下落。
東京市場にも目先のリスクを回避する動きが強まった。
世界経済への悪影響を警戒する向きも多く、日経平均の下げ幅は一時1000円を超えた。
一方、地政学リスクの高まりによって原油市況が上昇しており、資源株が上昇したほか、海上運賃の上昇への思惑から海運株が買われる場面もみられた。


中東情勢の緊迫化を背景に時間外取引で原油先物相場が2%近く上昇している。
原油高や輸送コスト高などが警戒されるほか、中東での供給網の寸断なども警戒され、当面は中東情勢をにらみながら不安定な動きが続くことが想定される。
日経平均は一時下値のめどとみられる200日線水準(37803円)をも下回ったため、目先は下値を模索する局面となりそうだ。




最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます