米国株見通し:上げ渋りか、追加利下げ期待もCPIにらみ

発行済 2024-12-09 13:40
更新済 2024-12-09 13:45
© Reuters.
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*13:40JST 米国株見通し:上げ渋りか、追加利下げ期待もCPIにらみ (13時30分現在)

S&P500先物      6,095.00(-4.00)
ナスダック100先物  21,643.75(-13.00)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は41ドル安。
米金利の戻りは鈍く、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。



6日の主要3指数はまちまち。
ナスダックとS&Pは堅調地合いで反発したが、ダウは序盤のプラスを維持できず123ドル安の44642ドルと続落で引けた。
この日発表された雇用統計は非農業部門雇用者数と平均時給が予想を上回ったが、失業率は悪化。
連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げ観測を後押しする内容となり、長期金利の低下を手がかりにハイテク買いが相場を牽引した。
同時に調整売りもみられ、ダウを押し下げた。



本日は上げ渋りか。
前週末の雇用統計を消化する展開となり、来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げを期待した買いが入りやすい。
金利高を抑制できればハイテク選好地合いも続くだろう。
ただ、タカ派寄りのFRB当局者は緩和の進ちょくに消極的なスタンスを示した。
今週発表の消費者物価指数(CPI)は高止まりを示すと予想され来年以降の政策は不透明になる可能性もあり、買い一服後は様子見ムードが広がる。




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