14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・センチメント悪化で中小型株も低位にシフト ・ドル・円は106円01銭付近、ドル下げ渋り、株安も106円付近で推移 ・千代化建、ソニーなど10社の目標株価変更 ■センチメント悪化で中小型株も低位にシフト 日経平均は大幅に続落。
200.29円安の15818.89円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えている。
週明けの海外市場は、引き続き英国のEU離脱問題への懸念からリスク回避の流れが続くなか、NYダウは連日で3ケタの下落となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の15920円に。
これにさや寄せする格好から、日経平均は16000円割れ目前で始まると、その後16000円を割り込んでいる。
一時プラスに転じる場面もみられたが、再び16000円を割り込むと、その後は下げ幅を広げ一時15771.65円まで下げ幅を拡大している。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下げており、小型株指数の弱さが目立つ。
特にアキュセラ {{|0:}}がストップ安売り気配となるなか、SOSEI {{|0:}}が7%超の下落と個人のセンチメント悪化が警戒される中、マザーズ指数の下落率は7%を超えている。
日経平均は下げ幅を拡大させており、4月安値辺りが意識されやすい。
ただし、価格帯別出来高では支持線となるポイントがなく、ボトム形成は期待しづらい面もある。
参加者が限られ、指値状況が薄いなかでインデックスに絡んだ商いの影響を大きく受けており、外部環境の落ち着きを待ちたいところであろう。
ただ、Hamee {{|0:}}が連日で大幅に続伸するなど、強い銘柄には値幅取り狙いの資金が集中しやすいようだ。
また、ソニー (T:6758)がプラス圏を回復している。
同社は世界最大規模のゲーム見本市「E3 2016」にて、「E3 2016 PlayStation Press Conference」を開催しており、「プレイステーション」に関する最新情報が伝わってくるようだと、VR/AR関連などへの波及も意識されよう。
その他、バイオ関連の弱い値動きにより、中小型株についても、値がさよりも低位にシフトしやすい面もありそうだ。
リスク回避の流れのなか、低位材料株で小幅な値幅を取りに行きやすいだろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は106円01銭付近、ドル下げ渋り、株安も106円付近で推移 14日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開となった。
日経平均株価は軟調地合いだが、ドルは106円付近で下げ渋った。
ドル・円は106円前半で寄り付いた後、106円42銭まで上昇したが、日本株の反落でドルは下落基調となった。
日経平均は前日に続き下落し、節目の16000円を割り込んだ。
ただ、上海総合指数の下げは限定的で、ランチタイムの日経平均先物が止まったことから、ドル・円は106円付近で下げ渋る展開は続きそうだ。
ドルは105円後半から押し目買い意欲が観測されており、アジア市場でドルが106円から大きく下げる可能性は依然低いとみられている。
ここまではドル・円は105円94銭から106円42銭、ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1298ドル、ユーロ・円は119円63銭から120円12銭で推移した。
12時15分時点のドル・円は106円01銭、ユーロ・円は119円74銭、ポンド・円は150円36銭、豪ドル・円は78円27銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、2位ソフトバンクG (T:9984)、2銘柄で日経平均を約37円押し下げ ・麻生財務相「最近の為替市場は急激で投機的な動きがみられている」 ・千代化建 (T:6366)、ソニー (T:6758)など10社の目標株価変更 ☆後場の注目スケジュール☆ ・13:30 4月鉱工業生産確報(速報値:前月比+0.3%) <海外> ・米連邦公開市場委員会(FOMC)(15日まで) <WA>
・センチメント悪化で中小型株も低位にシフト ・ドル・円は106円01銭付近、ドル下げ渋り、株安も106円付近で推移 ・千代化建、ソニーなど10社の目標株価変更 ■センチメント悪化で中小型株も低位にシフト 日経平均は大幅に続落。
200.29円安の15818.89円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えている。
週明けの海外市場は、引き続き英国のEU離脱問題への懸念からリスク回避の流れが続くなか、NYダウは連日で3ケタの下落となった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の15920円に。
これにさや寄せする格好から、日経平均は16000円割れ目前で始まると、その後16000円を割り込んでいる。
一時プラスに転じる場面もみられたが、再び16000円を割り込むと、その後は下げ幅を広げ一時15771.65円まで下げ幅を拡大している。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。
規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも下げており、小型株指数の弱さが目立つ。
特にアキュセラ {{|0:}}がストップ安売り気配となるなか、SOSEI {{|0:}}が7%超の下落と個人のセンチメント悪化が警戒される中、マザーズ指数の下落率は7%を超えている。
日経平均は下げ幅を拡大させており、4月安値辺りが意識されやすい。
ただし、価格帯別出来高では支持線となるポイントがなく、ボトム形成は期待しづらい面もある。
参加者が限られ、指値状況が薄いなかでインデックスに絡んだ商いの影響を大きく受けており、外部環境の落ち着きを待ちたいところであろう。
ただ、Hamee {{|0:}}が連日で大幅に続伸するなど、強い銘柄には値幅取り狙いの資金が集中しやすいようだ。
また、ソニー (T:6758)がプラス圏を回復している。
同社は世界最大規模のゲーム見本市「E3 2016」にて、「E3 2016 PlayStation Press Conference」を開催しており、「プレイステーション」に関する最新情報が伝わってくるようだと、VR/AR関連などへの波及も意識されよう。
その他、バイオ関連の弱い値動きにより、中小型株についても、値がさよりも低位にシフトしやすい面もありそうだ。
リスク回避の流れのなか、低位材料株で小幅な値幅を取りに行きやすいだろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は106円01銭付近、ドル下げ渋り、株安も106円付近で推移 14日午前の東京外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開となった。
日経平均株価は軟調地合いだが、ドルは106円付近で下げ渋った。
ドル・円は106円前半で寄り付いた後、106円42銭まで上昇したが、日本株の反落でドルは下落基調となった。
日経平均は前日に続き下落し、節目の16000円を割り込んだ。
ただ、上海総合指数の下げは限定的で、ランチタイムの日経平均先物が止まったことから、ドル・円は106円付近で下げ渋る展開は続きそうだ。
ドルは105円後半から押し目買い意欲が観測されており、アジア市場でドルが106円から大きく下げる可能性は依然低いとみられている。
ここまではドル・円は105円94銭から106円42銭、ユーロ・ドルは1.1286ドルから1.1298ドル、ユーロ・円は119円63銭から120円12銭で推移した。
12時15分時点のドル・円は106円01銭、ユーロ・円は119円74銭、ポンド・円は150円36銭、豪ドル・円は78円27銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、2位ソフトバンクG (T:9984)、2銘柄で日経平均を約37円押し下げ ・麻生財務相「最近の為替市場は急激で投機的な動きがみられている」 ・千代化建 (T:6366)、ソニー (T:6758)など10社の目標株価変更 ☆後場の注目スケジュール☆ ・13:30 4月鉱工業生産確報(速報値:前月比+0.3%) <海外> ・米連邦公開市場委員会(FOMC)(15日まで) <WA>