UPDATE1: 米国株式市場＝続伸、底堅い指標を好感

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（カッコ内は前営業日比）

ダウ工業株３０種（ドル）<.DJI>

　　　　　終値　　　　　　　　　10405.83（＋68.78）

　　　前営業日終値　　 　10337.05（＋51.08）

ナスダック総合<.IXIC>

　　　　　終値　　　　　　　　　2190.86（＋7.13）

　　　前営業日終値　　 　2183.73（＋10.74）

Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>

　　　　　終値　　　　　　　　　1102.35（＋6.40）

　　　前営業日終値　　 　1095.95（＋4.01）

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　［ニューヨーク　１０日　ロイター］　米株式相場は続伸。底堅い指標を受け、景気が

安定的な回復軌道にあるとの見方が強まった。１０月の米貿易赤字は予想外に縮小。新規

失業保険週間申請件数の４週間移動平均と受給総数は減少し、労働市場の回復の兆しが示

された。

　ウェドブッシュ・モルガンのシニアトレーダー、マイケル・ジェームズ氏は「新規失業

保険週間申請件数のデータは明らかに取引開始から市場を押し上げた。小売・消費者関連

（株）を押し上げ、きょうの市場の方向性を決定付けた」と指摘した。

　ダウ工業株３０種<.DJI>は６８．７８ドル（０．６７％）高の１万０４０５．８３ドル。

　ナスダック総合指数<.IXIC>は７．１３ポイント（０．３３％）高の２１９０．８６。

　Ｓ＆Ｐ総合５００種<.SPX>は６．４０ポイント（０．５８％）高の１１０２．３５。

　Ｓ＆Ｐ一般消費財指数<.GSPD>は１．４％上昇。ウォルト・ディズニーが３．１

％急伸し、指数を押し上げた。

　年末を前に投資家がこれまでのリターンを保持する姿勢を示しているほか、米連邦公開

市場委員会（ＦＯＭＣ）を来週に控え、大きな投資を手控えていることから取引は薄かっ

た。

　飲料大手コカ・コーラは１．３％高となり、ダウの上げを主導。会員制倉庫型ス

トアのコストコ・ホールセールとの係争が解決したことが好感された。

　メディア大手タイムワーナーは４．２％上伸。同社は傘下のインターネットサ

ービス部門ＡＯＬのスピンオフ（分離・独立）を完了した。ＡＯＬは０．６％安。

　ナスダック銘柄では、前日下げていたカナダの携帯情報端末大手リサーチ・イン・モー

ション（ＲＩＭ）が２．６％急伸、米オンライン小売り大手アマゾン・

ドット・コムも３％上昇した。

　一方、ネットワーク機器メーカーのシエナは１１．４％急落。カナダの通信機

器大手ノーテル・ネットワークスの部門買収を控えるなか、四半期決算が市場

予想より大幅な赤字となったことを受けてコスト増大への懸念が高まった。

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