25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円83銭まで下落後、107円40銭まで反発した。
米国とイランの対立激化を懸念したリスク回避の円買い、予想を下回った消費者信頼感指数や5月新築住宅販売件数に失望したドル売りが優勢となった。
その後、ブラード・セントルイス連銀総裁が現状で50bpの利下げは「行き過ぎ」との見解を示したほかパウエル議長が過度な利下げ期待をけん制したため、7月会合での大幅な利下げ観測が後退し、ドルの買戻しが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1399ドルから1.1344ドルまで下落し、1.1370ドルで引けた。
ユーロ・円は、121円65銭まで下落後、122円04銭まで反発。
ポンド・ドルは、1.2742ドルから1.2672ドルまで下落した。
合意ない離脱の可能性を警戒したポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9715フランまで下落後、0.9777フランまで上昇した。
【経済指標】・米・4月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数:前年比+2.54%(予想:+2.50%、3月:+2.61%←+2.68%)・米・4月FHFA住宅価格指数:前月比+0.4%(予想:+0.2%、3月:+0.1%)・米・6月消費者信頼感指数:121.5(予想:131.0、5月:131.3←134.1)・米・6月リッチモンド連銀製造業指数:3(予想:2、5月:5)・米・5月新築住宅販売件数:62.6万戸(予想:68.4万戸、4月:67.9万戸←67.3万戸)