[30日 ロイター] - オーストラリアの石油・天然ガス大手、ウッドサイド・エナジー・グループが発表した2022年上半期決算は、石油・ガス価格の高騰により利益が5倍増となった。中間配当を前年の3倍強に増やす計画も明らかにした。
ロシアのウクライナ侵攻や欧米の対ロシア制裁を背景に液化天然ガス(LNG)価格は高騰しており、オーストラリアやパプアニューギニアなどの生産者はその恩恵を受けている。
ウッドサイドは中間配当を、前年の0.30ドルの3倍強である1.09ドルにすると発表。今回は、BHPグループの石油部門との合併完了後初めての決算だった。
上半期の特別項目を除く税引き後利益は18億2000万ドルで、前年の3億5400万ドルの約5倍に増えた。ビジブル・アルファがまとめた市場予想の約14億9000万ドルを上回った。
ウッドサイドは、22年度の探鉱費が4億─5億ドルになるとの見通しを示した。