(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5870.14(+11.73)
前営業日終値 5858.41(+22.52)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7170.94(+20.28)
前営業日終値 7150.66(+29.14)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3928.99(+12.11)
前営業日終値 3916.88( +9.90)
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<ロンドン株式市場> 小幅高。銀行株に安値拾いの買いが入った。ただ、一部アナリ
ストやトレーダーが株式市場の先行きに懸念を示すなか、相場は神経質な値動きになった。
銀行株の値上がりが目立ち、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
2%上昇した。前日はムーディーズが同2行を含む英金融機関14社の格付けを引き下げ
る可能性を示唆したことから軟調だった。
商品(コモディティ)株は、ゴールドマン・サックスが前日、銅と原油に関して前向き
な展望を示したことが引き続き買い材料になったという。
アントファガスタ
ダーウエート」から「イコールウエート」に引き上げたことが好感された。
<欧州株式市場> 上昇。銀行株が主導した。このところ売り込まれていた銀行株が上
げを主導した。ただ、ギリシャの債務危機をめぐる懸念を背景に長期筋が買いを控える中、
上昇は一時的とみられている。 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は
8.30ポイント(0.74%)高の1127.06。 DJユーロSTOXX50種指数
<.STOXX50E>は15.57ポイント(0.56%)高の2816.84。 グローバル・エ
クイティーズのデービッド・ティボー氏は、朝方には下落したもののその後落ち着いたと
指摘した上で、「再び上昇局面にあるわけではなく、ギリシャ債務問題の最終的な解決策
が打ち出されるまで真の買い手は出てこないだろう」と述べた。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>が2.1%上昇。独コメルツ銀行
6.1%高、仏クレディ・アグリコル
ギリシャなどのユーロ圏周辺国が債務再編に追い込まれた場合に生じる多額の評価損をめ
ぐる懸念を背景に、過去3カ月間で16%下落している。
ソシエテ・ジェネラルがモニターしている投資信託および上場投信(ETF)のデータ
によると、世界の株式市場では過去4週間に継続的な資金流入が見られた一方、商品関連
のETFからは多額の資金が流出した。 ただ、ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト
は市場の「リスク回避」姿勢が長く続く可能性は低いとし、「特にドルが再び下落すれば、
商品からの資金流出は一時的となる可能性がある」との見方を示した。
[東京 26日 ロイター]