[22日 ロイター] - 米国の新型コロナウイルス感染による死者数が12万人を超えたことが22日、ロイターの集計で明らかになった。第1次世界大戦の戦死者の数を超えたことになる。
6月に入ってからの1日当たりの平均死者数は約800人。最悪期だった4月の2000人からは減少した。
米国の累計の感染者数は220万人と、世界で最多。2番目に多いブラジルの約100万人の2倍以上となっている。
米国では経済活動の再開を受け、先週は12州で新規感染者数の増加ペースが過去最悪となった。ロイターの集計によると、20日に確認された新規感染者数は3万人を超え、5月1日以降で最悪となった。
新型ウイルス感染拡大で最も深刻な影響を受けている20カ国のうち、米国は人口1万人当たりの死者数が世界で7番目に多い。最も多いのが8.5人のベルギー、次いで英国、スペイン、イタリア、スウェーデン。米国は3.6人となっている。
米疾病対策センター(CDC)が22日に発表した統計によると、米国の感染による死者数は308人増の11万9923人。感染者数は2万7616人増加し、累計で227万5645人。