[ワシントン 13日 ロイター] - 米ボーイングの8月のジェット旅客機納入は35機に増加した。787ドリームライナーの納入を15カ月ぶりに再開した。
内訳は737MAXが27機、787が2機、貨物機が5機だった。
今年のMAX納入機数は240機。1─8月は計277機。
7月の納入は5カ月ぶり低水準の26機だった。世界的なサプライチェーンの混乱が背景。
8月の受注は30機。737MAXを13機受注した。737MAX4機がキャンセルされたため、純受注は26機となった。
同社は8月に2021年5月以来初めて787を納入した。米連邦航空局(FAA)は20年9月、787の一部機体で製造上の欠陥を調査していると発表。その後、安全性認証基準を満たす上で必要な検査・修正計画を7月に承認した。
納入待ちの787は約120機。FAAは納入に先立ち1機ずつ検査する方針を示している。