サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

日英通商交渉、7月末妥結目指す目標を両国共有=松浦首席交渉官

発行済 2020-07-01 08:40
更新済 2020-07-01 08:45
© Reuters. 日英通商交渉、7月末妥結目指す目標を両国共有=松浦首席交渉官

[東京 1日 ロイター] - 日英通商交渉の首席交渉官を務める外務省・経済局の松浦博司・大臣官房審議官は1日までにロイターの取材に応じ、7月末までに交渉妥結を目指す方針を強調した。両政府は英国の欧州連合(EU)離脱に伴う移行期間が終わった2021年1月1日の新協定発効を目標としており、日本側は秋に開かれる予定の臨時国会での協定案の承認を目指す。

松浦審議官は「7月末と期間を区切って交渉しようということで日英間で意志は一致しており、長期にわたり交渉するつもりはない。(7月末を目指す)目標を共有している」と強調。「日英貿易が、日EU協定とほぼ同等の条件のもとで今後も行われるためには年始には新しい協定を発効させる必要がある。今年秋の臨時国会で承認を得るためには9月には国会提出しなければいけないので、法制局審査にかかる時間も考えると7月末には交渉の大部分を終えている必要がある」と説明した。

交渉内容に関し「日EUをベースにしつつ、可能な分野ではより高いコミットメントを目指す」と指摘。「英国もデジタル先進国としてデジタル分野では日EUを超える約束をできればいいとの希望を持っている。両者でより高いレベルのルールを合意するという可能性がある分野だと思う」と述べた。

© Reuters. 日英通商交渉、7月末妥結目指す目標を両国共有=松浦首席交渉官

日英通商交渉は、英国のEU離脱に伴う、日本から英国への自動車・関連部品の関税低減に意義があり、「自動車は非常に重要。現地に日産、トヨタといった組み立て工場があるので、そこに供給している部品をより良い条件で輸出できるようにするというのは大きい」と指摘。「日EU協定では(自動車関連の)関税が毎年削減されて最終的にはゼロになることになる。日英協定が完成しないと、WTOの税率に戻ってしまう。それを避けるのが最大の目的、これが最優先」と説明した。

(竹本能文、金子かおり)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます