ドル/円
正午現在 90.48/50 1.3619/21 123.23/26
午前9時現在 90.48/49 1.3610/12 123.14/18
NY17時現在 90.34/38 1.3601/07 122.97/02
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[東京 19日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点か
ら小幅高の90円半ば。海外市場で進んだユーロ安は一服となり、主要通貨は小動きだっ
た。円は国内投資家の売りに小幅下落した。
ドル/円は90円前半から半ばの狭いレンジ内でしっかり。日本の年度末を控えた連休
前で、実質的に実需の売買が集中しやすい5・10日も重なるため、実需筋の売買が激し
くなる見通しだったが、年度末を控えた国内投資家が「一段の円高を警戒して為替のヘッ
ジ比率を高めていたが、年度内に80円を割るような大幅円高の可能性が薄れてきたこと
で、ヘッジ解消の円売り戻しに動いた」(都銀)という。ドルは一時90.60円まで上
昇した。
<ドル/円の予想変動率が2年4カ月ぶり水準へ低下、年度末要因か一段の見極め>
通貨オプション市場で、ドル/円の1カ月物の予想変動率(インプライド・ボラティリ
ティ)
によると、前日の取引で気配値は一時9.00%と07年11月以来2年4カ月ぶりの水
準へ低下した。新年度入りを前にオプション取引が減少する年度末要因が主流との見方が
多いが、最近は欧州通貨が大きく変動するとその一方でドルと円が同じ方向に動くため、
ドル/円に値動きが出にくいことなどを指摘する声も出ている。
ボラティリティが低位安定すれば、対高金利通貨で円キャリートレードの可能性も浮上
する。だが、最近のスポット市場の値動きの荒さと比べると「さすがに低すぎる。何らか
の反動が出てくるのではないか」(外銀)と警戒する声もある。
<スイス中銀理事発言で介入ライン引き下げの思惑、ユーロ安をけん引か >
前日海外市場でユーロ安が進んだ一因として、対ユーロでまとまったスイスフラン
ティーヌ理事が18日、「家計や企業は将来のいずれかの時点で、金利が比較的高く、市
場原理が為替レートを導く世界に戻る備えをすべきだ」と発言したことがきっかけ。これ
までスイス中銀はスイスフラン高に警戒感を幾度も示し、取引量の少ないアジア時間にも
ユーロ買い/スイスフラン売り介入を実施するなどスイスフラン高の抑制に強い姿勢を示
してきただけに、通貨高を容認する方向の発言は「かなりのサプライズだった」(別の外
銀)という。
ユーロ/スイスフランは海外の取引で1.44スイスフラン半ばから1.43スイスフ
ラン半ばへ100ポイント超下落。スイスフラン売り介入を実施し始めた昨年3月の安値
を大きく下回り、2008年11月以来のユーロ安/スイスフラン高水準をつけた。
海外市場では、ギリシャをめぐる懸念が再燃したことをきっかけにユーロが下落。米連
邦準備理事会(FRB)政府が公定歩合を引き上げるとの観測が広がったことも、ドル高
が進んだ一因となった。FRBの広報担当者はうわさにはコメントしないと述べた。
(ロイター 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ
セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)
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