[パリ 23日 ロイター] - 新型コロナウイルスの影響で3カ月間閉鎖していたフランス・パリのオルセー美術館が23日再開した。入場するにはオンラインによるチケット予約が必要となるほか、館内ではマスク着用や社会的距離の確保が求められる。
同美術館の一日の受け入れ人数は5000人と、外国人観光客がいないことや社会的距離の確保などの影響により例年夏場のピーク時の3分の1程度に縮小している。外国人観光客は夏場の来場者の7割を占める。
館長のローランス・デカール氏は「コロナ危機で当美術館の収入は大幅な落ち込みが予想される」とし、国に対して特別支援を要請した。