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東京外為市場・正午=ドル87円半ば、一時円高に振れる

発行済 2010-07-06 12:24

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   87.52/57  1.2518/21  109.61/64

午前9時現在 87.49/53  1.2506/10  109.44/49

LDN15時現在87.72/74  1.2529/32  109.92/94

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 [東京 6日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点から

小幅安の87円半ば。米休日明けの取引では、円とドルに上昇圧力がかかった。しかし、

中国株が前日比プラス圏へ上昇するとそうした動きは一服となった。

 午前の取引ではドルと円が上昇。ユーロ/ドルが朝方の高値1.25ドル半ばから

1.24ドル後半へ、ユーロ/円が同110円前半から109円前半へともに下落した。

ドル/円も同87円後半から一時87.42円まで売られた。

 きっかけとなったのは、中国株安をめぐる懸念。市場では朝方から、元国際通貨基金

(IMF)首席エコノミストでハーバード大学のケネス・ロゴフ経済学教授が、中国不動

産市場の「破たん」が銀行システムの打撃になるとの見解を示したと一部通信社が伝えた

こと、中国の地元紙が第3・四半期に新しい不動産規制を導入すると伝えたことなどが話

題となった。同時にアジア時間のS&P500先物や日経平均<.N225>がともに

1%を超える下げとなったことで、円とドルが買われたという。

 しかし、マイナス圏で取引の始まった中国の上海総合株指数<.SSEC>が取引開始後にプ

ラス圏へ上昇。S&P500先物も下げ幅を縮小させたことで、正午にかけてドルと円は

売り戻された。ユーロ/ドルは1.25ドル前半へ、ユーロ/円は109円半ばへ切り返

した。円高が進む場面では、短期筋に加え個人投資家の損失確定に伴う円買いが出たとの

声もあった。

 <豪ドル軟調、一部に利下げ予想>

 アジア時間の取引では豪ドルが軟調。豪ドル/米ドルは朝方の0.84ドル前

半から0.83ドル前半へ、豪ドル/円は同73円後半から72円後半へ下落

した。アジア株が軒並み安となったことが手がかり。

 きょうの豪中銀理事会は金利据え置きが幅広く予想されているが、前日に地元紙が利下

げの可能性を報じていることもあり、一部では利下げを予想する参加者もいるという。ク

レディスイスの試算によると、豪金利先物市場はきょうの会合で利下げが行

われる確率を6%織り込んだ水準で取引されている。

 (ロイター 基太村真司記者)

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