サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

欧米主要国の金融引き締めを受けたリスク回避の動きから1カ月ぶりに26000円割れ【クロージング】

発行済 2022-06-17 16:07
更新済 2022-06-17 16:16
© Reuters.
4063
-
4452
-
9008
-
9064
-
8035
-
6762
-
6857
-
6954
-
9983
-
9984
-
6098
-
17日の日経平均は大幅反落。
468.20円安の25963.00円(出来高概算18億6000万株)と5月12日以来となる26000円割れで取引を終えた。
米国に続き、スイス、英国と利上げを決めたことから、世界経済の減速に対する警戒感から幅広い銘柄に売りが先行し、取引開始直後に25720.80円まで下げ幅を広げた。
前引け後に判明した日銀の金融政策決定会合の結果は、現状維持だったことから、金融政策修正への警戒感が和らぎ、買い戻しの動きも見られた。
ただし、黒田総裁の会見を見極めたいとの思惑から戻りは鈍く、26000円を挟んだこう着が継続。


東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄が1400を超え、全体の8割近くを占めた。
セクターでは、食料品、電気ガス、陸運、繊維製品など6業種が上昇。
一方、精密機器、輸送用機器、金属製品、鉄鋼、ガラス土石など27業種が下落した。
指数インパクトの大きいところでは、ファナック (TYO:6954)、ファーストリテ (TYO:9983)、花王 (TYO:4452)、ヤマトHD (TYO:9064)、京王 (TYO:9008)がしっかりだった半面、東エレク (TYO:8035)、ソフトバンクG (TYO:9984)、信越化 (TYO:4063)、リクルートHD (TYO:6098)、アドバンテス (TYO:6857)、TDK (TYO:6762)が軟調だった。


米国の大幅な利上げに続き、スイスが0.5%の利上げ、英国も0.25%の利上げを決めた。
市場ではスイスの想定外の利上げを受けて、日経225先物はナイトセッションで急落、前日の欧米株も大幅安となったことも重なり、朝方からリスクオフの動きとなった。
スイスの利上げを受けて、日銀会合で政策変更の可能性があるのではないかとの見方も一部にあっただけに、利上げに伴う世界的な景気減速が警戒された。


市場は、黒田日銀総裁の会見内容に注目している。
主要国が金融引き締めに動いているため、日銀の政策修正への思惑がくすぶっているからだ。
ただ、これまでと同様に「円安は日本経済にとってプラス」との見解を繰り返せば、日銀の政策の異様さが際立つなか、仕掛け的な動きにも繋がる可能性も意識されそうである。
なお、今夜の米国市場は、メジャーSQにあたるクアドルプルウィッチングとなるため、需給面の影響から引き続き振れやすい。


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます