以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家amema氏(ブログ「株は誰でも勝てる」の著者)が執筆したコメントです。
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※2017年3月20日に執筆
順調にFOMCが終了しました。
大方の予想通りの結果で0.25%の利上げが決定しました。
重要なイベントとはいえ、無難にこなし過ぎてしまい何事も無かった様でした。
最近のFOMCを読み取るうえでドットチャートが話題に上がります。
文字通り、FOMCの主要メンバーがどの時点で、どれだけの金利になっているかを
プロットしチャート上にしたものです。
FOMCのメンバーにはイエレンさんを始め、安定的な評価を下す方々もいますし
逆に相場の流れを読み、乱高下的な早めに仕掛けるタイプもいます。
ハト派やタカ派と呼ばれる場合が多いのですが、金利の上昇局面が有る際は一番ハト派のドットを読み取り今後を読むのが主流な訳です。
今回のFOMCでは今年中に後、何回の金利を上げるかが焦点になっているので
ハト派の方々を見ると、年に後2回での金利水準となっておりました。
市場では年3回を期待していたようですが・・・・
年2回の利上げを、今後行う上では昨年末の予想と全く変らなかったために
期待薄で株価も変化が有りませんでした。
若干為替が円高に振れた程度でしたね。
この同時期に、オランダの選挙が有りまして、こちらでは極右政党が第一党になると今後、EUからの離脱プログラムが加速的に進み、EUが崩壊するリスクがある為、
それを読み取る上では重要なイベントでした。
しかし、結果は問題ない程度の結果になっておりまして、市場へのインパクトは
少なかったです。
次はEUのネタはフランスの大統領選挙になります。
ここもEU離脱というワードを
気にしながら見るとわかりやすいかもしれませんね。
FOMCが終了し、オランダの選挙も無事にイベントをこなしました。
株価も為替も反応が薄かった市場として次はどこへ行くのか?
本来は大きなショックが無い事を期待したいのですが、日本発になってしまいそうです
それはお騒がせしている森友学園のネタです。
残念ながら、こういうネタで首相の辞任をかける所まで話がくる日本は少し残念な気が
します。
あまり政治の話は記載しても株にも為替にもマイナスの影響はあっても
プラスの影響は全くないので、無視したいのですが残念な事に、こういう時事ネタで
相場が動いてしまうのも事実なのです。
3月23日に承認喚問が行われるとのことですので、少し気になる所ではあります。
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執筆者名:amema
ブログ名:株は誰でも勝てる