日経平均<.N225> 日経平均先物12月限<0#2JNI:>
終値 10370.54 -73.26 終値 10340 -40
寄り付き 10379.21 寄り付き 10330
安値/高値 10292.5─10399.42 安値/高値 10250─10370
出来高(万株) 234403 出来高(単位) 77303
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[東京 18日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反落。5連休を前に短期筋に
よる利益確定やポジション調整の売りが優勢となった。アイフル<8515.T>が事業再生AD
R手続申請の準備を進めていると発表し消費者金融株が軒並み安。亀井静香郵政・金融担
当相の「モラトリアム発言」が引き続き嫌気され前場は銀行株も売られたが、後場に入り
買い戻され全体的に下げ渋った。ただ実需筋の買いは鈍くプラス圏には浮上できなかった。
東証1部騰落数は値上がり583銘柄に対して値下がり953銘柄、変わらずが
155銘柄だった。東証1部の売買代金は1兆6584億円。
マイナス圏から脱出できなかったとはいえ銀行株が切り返すと指数も下げ幅を縮小させ
た。東証業種別指数で銀行株<.IBNKS.T>は値上がり2位。時価総額が大きい銀行株の下落
で最近は日経平均よりも下げがきつかったTOPIX<.TOPX>のきょう下落率は
0.01%と日経平均の0.7%と比べ小幅にとどまった。
市場では「銀行株下落の流れに乗って前場売っていた短期筋が買い戻しているようだ。
ポジションを大きく傾けたまま5連休を迎えたくないということだろう。実需筋の動きは
鈍い」(みずほインベスターズ証券・投資情報部部長の石川照久氏)との声が出ていた。
下値が堅かった背景には「米景気回復期待は依然強く日本株を下支えている」(東洋証
券・情報部長の大塚竜太氏)こともある。9月の米フィラデルフィア地区連銀業況指数は
2007年6月以来の高水準となったほか、8月の住宅着工・許可件数も昨年11月以来
の水準に増加。新規失業保険申請件数は前週から予想外の減少となった。
米1戸建て住宅の着工件数は前月比3%減と6カ月ぶりに減少したほか、フィラデルフ
ィア連銀製造業業況指数の内訳では新規受注と従業員数が悪化するなど中身をみると楽観
的にはなれないとの指摘もあるが、景気回復期待ムードは崩れていないという。
業種別ではその他金融<.IFINS.T>が値下がり率トップ。アイフルが事業再生ADR手続
申請の準備を進めているとされ他のノンバンク株にも売りが波及した。市場では「民主党
政権が厳しい態度をとりそうだとの見方で株価はこれまでも軟調だったが、悪材料織り込
み済みとまではいかなかった。厳しい収益環境が続くとみられている」(準大手証券投資
情報部)との指摘が出ていた。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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<.AV.T> 東証第1部出来高上位30傑
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